日本は衰えたとはいえ、医療大国なんです。病院数、医者数、ベット数とも世界に冠たるものを持っているんです。こんな資源を有効に使えないはずはありません。1年半も経ったし、その間、大阪や札幌で悲惨な状況も見てきたはずです。
そんなあたりを発信し続けてる人がたくさんいます。感染症学者や医療関係者、ジャーナリストなどです。そのあたりに全く素人のボクだって、検査や病床の確保が求められているってわかるのです。
そんな“火を見るより明らかでサルでもわかる”ことなのに、理解しない国や地方はよほど愚かなんでしょう。科学の知見に基づかず、占(うらな)いによる政(まつりごと)を行う大和朝廷なみです。
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今回の感染拡大、大方の見方を上回る規模になりそうです。病床をいくら増やしてたって間に合わなかった、何て不埒(ふらち)な声も聞こえて来ますが、さにあらず、少なくとも中等症Ⅱの患者は入院することはできたでしょう。そして死ななくていい命を救うことが出来たのです。
死ななくていい命を救うのと、死なせるのとは大きな違いがあります。為政者はそこのところを十分自覚しなければなりません。
国に課された一番の責任は、国民の命を守ることなんです。