アナーキー小池の反体制日記

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#2459 今年のノーベル賞

2017年10月09日 | 教育・文化・芸術・スポーツ
3年続いていた日本人のノーベル賞受賞が、今年は成りませんでした。(経済学賞はまだ発表されていませんが・・・まさか黒田日銀総裁や竹中平蔵なんかが盗ったらブラックジョークです)
残念な結果ですが・・・日本に縁(ゆかり)のある受賞がありました。

文学賞受賞のカズオ・イシグロは日本生まれの日系イギリス人です。
ボクは彼の作品を読んだことがないのだけど、きっと日本人の感性を有した人なんでしょう。
村上春樹は、残念ながら今年も受賞が成りませんでした。

平和賞は、国連での核兵器禁止条約可決に重要な役割を果たしたNGOの”核兵器廃絶国際キャンペーン”(Ican)に授与する、と発表されたのです。
日本発の核廃絶運動の国際組織の受賞、大変喜ばしく存じます。

受賞当日、受賞発表の3時間後に放送されたNHKのニュース番組で街頭インタビューの様子が映されました。(ライブでなく編集ものです)
インタビューに答えた人の一人が発した言葉が痛烈です。
「この受賞は核兵器禁止条約に賛成しなかった日本(政府)に対する“あてつけ”です」と申したのです。
唯一の被爆国である日本がアメリカへの配慮?を優先して賛成しなかったこと、への当てこすりです。

日本政府はこの受賞を無視しています。
“あてつけ”られて、ふてっているのでしょう。
唯一の被爆国の日本が、こんな反応では情けないのです。
核兵器禁止に向けた活動を続けている広島・長崎の被団協の皆さんは大喜びをしているのに・・・
NHKがあのインタビューを全国に流したことに、面白みを感じています。
あのニュースの編集者にお叱りがあったのではないか?と、心配していますが。

何はともあれ、今年のノーベル賞は有意義なものでした。

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