アナーキー小池の反体制日記

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#4613 災害への備え②

2024年01月06日 | 災害と防災

今回の令和6年能登半島地震のニュースを聞いて、亡くなった方の多くは建物が倒壊してその下敷きになっているように感じます。画像でも倒壊した建物が多く、その多くは古い建造物に見えました。今の耐震基準を満たしてないのでしょうか。そして住家のほとんどは瓦(かわら)屋根です。

家屋の耐震基準は40年以上も前に改変され、強度の増した建物しか建てられなくなってます。しかしそれ以前の建物には強制力がなく、そのまま住んでいるのがいっぱいます。家を建て直すのも補強するのも多額の費用を要するのですから当然の措置です。

今回の地震による死者が今の時点で100人を超えました。40年魔に施行された新基準に合致した家屋に住んでいれば何十人か命が救われたのではないか、思う次第です。

新基準に合致する家屋に改修するためには、ほんの数本の筋交(すじか)いを設置するだけで済むこともあるそうです。数十万円の出費で済むケースがあるんだそうです。専門家に相談し、調査してもらうのがいいでしょう。こんな調査や改修に必要な費用の一部を行政が補助する必要があります。補助金の費用対効果があるように思います。(すでにそんな施策があるのあるのかもしれませんが)

もう一点、気になることがあります

本州の家屋の多くはいまだ瓦屋根なんです。瓦は重く、地震の際、家屋の重心が上に来るため、倒壊しやすくなります。

・・・

50年以上前の学生時代ですが、本州から来てた同級生が「北海道の家の大半は鉄板で屋根を覆っているけど、本州で屋根を鉄板にするのは物置とか車庫とかだけで、母屋ははほとんど瓦葺なんだ。」って言うんです。

それから50年以上も経つけど、本州人の瓦信仰は続いていて〝トタン”アレルギーは続いてているんでしょうね。瓦屋根でないと、ビンボー人に見られる傾向って今でもあるそうです。

瓦屋根がもたらせた死者は、何十人かいるんではないか、思われます。

続きます。

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