非鉄、石油・石炭、その他製造、鉄鋼、海運、卸売、機械、電気機器、保険、建設が業種別の値上がり・ベスト10である。
その他製造には任天堂、卸売は商社などが含まれている。
ベスト10をみていると想起するのは2005年や2007年前半の相場である。非鉄、石油、鉄鋼、海運は新興国関連であり、視点を変えるなら世界景気の循環株である。
昨日はウォール街では1月の連銀FOMCの議事録が発表になった。「当面は景気の上昇スピードは鈍化するが、2009年にはこれまでのスピードを取り戻す」という内容のコメントであった。そして「2010年には上昇スピードは加速する」と付け加えられた。このようなシナリオの上に立って先行きの政策運営が行われる。
相場に先見性があるとすれば、本日の東京市場は連銀の描いたシナリオを買ったという内容であった。
昨日のNY株はこの内容を好感して上昇した。
今週の米バロンズ誌には当面の上値の抵抗線はS&P500の1365ポイントにあるという。これまではこの水準にくると、テクニカル分析をもとに売買をするトレーダーの売り注文が出た。昨日のS&P500は1360ポイントであった。先行きこの水準を抜くかどうか?
今週の「トリトンスクエア通信」では松田産業(7456)に注目した。たまたま昨日、会社が「立会い外分売」を発表した。株数は40万株、分売の予定日は2月27日(水)~3月4日(火)である。価格は分売日の前日に決まる。1人当たり200株の申し込みを受け付けている。分売に申し込みたい。
東京市場では金相場の上昇が業績と連動する数少ない銘柄のひとつである。