「トリトンスクエア通信」では先月初め、ウォール街での注目しているニュ-スレター2社が強気に転換し「今年は株式投資で儲ける年」と、これまでの慎重論から強気に転換したことを論じた。
2月末に中国→ヨーロッパ→東京と株安のスパイラル現象が起こった。先に紹介したニュースレターは、3日後に「今回の暴落によっても相場の方向性は変わらない」と引き続き強気の戦略をとる方針をとるようにという強気の見方を送った。
「本日、今回の下げがなぜ心配ないかを論じよう。歴史が証明するように1日での3%強の暴落は先行きに多くのことを物語るものではない。1950年以降、51回の、この種の相場の下げがあった。しかしS&P500では1ヵ月後に+1.8%、1年後には+14.1%の上昇になった。これらの数字は通常の相場のパフォーマンスを上回るものである」と、これまでの相場のパターンを例に引いて、先行き懸念する必要はなく、これまで注目した銘柄の持続なしは買い増しを推奨した。
ファンファンダメンタルな理由も上げてさまざまな視点からここで書いた要約の理由について論じているが、1ヵ月前に強気に転換した見方は不変であることの強調をした。
東京市場でも一時の深刻な見方は消えてきた。
われわれも年初来の「2007年は上昇の年」という見方を再度、強調しておきたい。
春にかけて一段と明るさを感じる展開をするとみる。