11月の米国のネットの世界での順位が入れ替わった。コムスコア(comScore Networks)によると、ページビユーでこれまで長年、ナンバーワンであったヤフーをマイスペースが追い抜いた。マイスペースのページビユーは387億、一方、ヤフーは381億であった。
この順位の入れ替わりを問題にすることに異議を唱えるアナリストもいる。
ユニーク・ユザー数とウェブ上での滞在時間ではヤフーが依然としてトップを行くというもの。
また有名な調査会社ニールセンのぺージビユー数によるとヤフーは334億、マイスペースが290億で順位は逆転していない。
ページビユー数は広告の単価に影響するだけに、インターネット企業にとっては大きな関心事である。
11月の順位の逆転がなかったとしても、マイスペースの追いかけるエネルギーからすると追いつき追い越すのは時間の問題というのがウォール街の多くのアナリストの見方になってきている。
SNS(ソーシャル・ネットワーク・サイト)という新しい世界をつくり上げたマイスペースは、インターネツトの世界では依然として下克上の時代が続いていることを証明している。マイスペースは公開企業ではなく、ルバート・マードックの経営するニュース・コーポレーション(NWS)の傘下にある。
東京市場ではSNSのミクシィ(2121・マ)が公開企業であるが、日本でもこの世界ではヤフーにキャッチアップする一番手にある。