足立 真一のTriton Blog

株式投資の実践、グローバルな視点での投資戦略。
銘柄選択は、成長株、中・小型株、新興市場株にバイアスを置く。

スモール・イズ・ビューティフル再論

2005-01-21 17:56:28 | 株式
昨日の本欄では19日にはマザーズ市場の売買代金が1000億円台乗せをしたので、目先き警戒ゾーンに入ってきたと書いた。昨年も新興市場は年初来、大きく上昇し、1月20日にマザーズ市場は目先のピークをつけ、2月25日まで-32%の調整をした当時は相場の勢いからして節分天井を予測していたが(その前後という意味だが・・)、少し早い目に目先のピークを打った。
今週、バロンズ誌の座談会で冷静で鋭い見方をするフェリックス・ズーロッフ(「ズーロッフ・ヨーロッパ・ファンド」というヘッジファンドも運用する)のことを書いたが、彼は「大底は比較的に見つけやすい。売り物が多くなり、投資家は先行きに恐怖感を持つ。V字型の底を形成するからだ」という。相場の動きを追っていると、まさに彼の言い分どおりであると思う。
マザーズ市場についてさらに付け加えておくならば、昨年は2月25日に底入れして5月6日までに+87%も一気に駆け上がった
ここが昨年の新興市場での勝負どころであった。ことしはどうか?
目下、分析中ではある。
しかし今日もソニーの「またか」というニュースに翻弄された第1部市場であったが、ジャスダック、マザーズ、第2部の市場の株価指標はプラスで終わった。これまでの1月相場を振り返って、今年も昨年と同じように「スモール・イズ・ビューティフル」の言葉が生きている相場の展開になりそうである。
「小さいことほど、よいことだ」。どこかで聞いた話と思われるかもしれない。そう、小泉首相の好きな言葉である。
きのう紹介したケイブ(3760・HC)の株価も佳境に入りそう。