バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

「善玉」コレステロールは「悪玉」に変わり得る、研究が発見Add StarBUNTEN

2014年02月04日 | 医療 医薬 健康

Behind the headlines
'Good' cholesterol can turn 'bad', study finds
Monday January 27 2014
http://www.nhs.uk/news/2014/01January/Pages/Good-cholesterol-can-turn-bad-study-finds.aspx
BBCニュースが、コレステロールを「善玉」と「悪玉」に分類するのは複雑な物事の過度の単純化だと示唆する米国の研究を報道して「善玉コレステロールにも心臓発作リスクを上げるイヤな側面がある」と報道した。
HDLは善玉、LDLは悪玉とされてきた。この研究では特定の状況ではHDLも動脈壁の炎症を誘発しうる根拠をみつけた。HDLの成分であるapoA1というタンパク質が血管壁のプラークにある酵素で酸化されて炎症を促進する。この知見は一部のHDL濃度を上げる医薬品の試験が失敗した理由を説明するかもしれない。しかしこの研究の結果はコレステロール摂取に関する現行の助言を変えることはない。
http://d.hatena.ne.jp/uneyama/20140129#p8


『再生医療・細胞培養の開発と市場』 CMC出版の本

2014年02月04日 | NEWSクリッピング
・2030年の国内市場規模予測は1兆6,000億円! 実用化が確実視される再生医療
 事業に乗り遅れないための情報を収載した必携の一冊!
・再生医療・細胞培養の主要な技術を集めた【開発編】と国内外のメーカー・
 市場動向を捉えた【市場編】の充実した2部構成!
・ES/iPS細胞・幹細胞の分化誘導技術から細胞加工受託機関や法制度、臨床応用
 へ向けた取り組みまで、再生医療の全体像が把握できる!
シーエムシー出版(2013年8月 75,000円+税)

  → http://www.cmcbooks.co.jp/products/detail.php?product_id=4472


多能性幹細胞の培養方法及びそのための基材

2014年02月04日 | 細胞と再生医療

出願番号 : 特許出願2012-127580 出願日 : 2012年6月4日
公開番号 : 特許公開2013-247943 公開日 : 2013年12月12日
出願人 : 国立大学法人京都大学 発明者 : 陳 勇 外2名

【課題】安定したヒト多能性幹細胞の培養系を安価に提供すること。
【解決手段】ゼラチン、コラーゲン及びセルロースからなる群より選択される生体高分子からなるナノファイバーを含有してなる、多能性幹細胞の維持増幅培養用基材。該基材上に多能性幹細胞を播種し、該細胞を静置培養することを含む、多能性幹細胞の維持増幅方法。酵素を含まない解離液を用いて基材から多能性幹細胞を解離させ、該細胞を別の上記培養基材上に播種し、該細胞をさらに静置培養することを含む、上記方法。特に、継代時に、多能性幹細胞を単一細胞にまで分散させることを含む、方法。明細書PDF >> バイオ塾情報創庫DB


自己 iPS 細胞由来網膜色素上皮細胞に関する評価指標(案)

2014年02月04日 | 医療 医薬 健康

 ヒト由来の人工多能性幹細胞(iPS 細胞)又は人工多能性幹細胞様細胞(iPS 様細胞)のうち、自己由来 iPS 細胞又は iPS 様細胞を加工した医薬品又は医療機器(以下「ヒト(自己)iPS(様)細胞加工医薬品等」という。)の品質及び安全性を確保するための基本的な技術要件は、平成 24 年 9 月 7 日付け薬食発 0907 第 4 号厚生労働省医薬食品局長通知「ヒト(自己)iPS(様)細胞加工医薬品等の品質及び安全性の確保について」に定められているところである。
本評価指標は、ヒト(自己)iPS 細胞加工医薬品等のうち特に網膜色素上皮障害等の治療を目的として適用される医療機器について、上述の基本的な技術要件に加えて当該製品特有の留意すべき事項を示すものである。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r985200000361r4-att/2r985200000361ws.pdf

森の香り成分、血中へ リラックス解明に一助

2014年02月04日 | 健康・栄養機能性成分

 森の中を歩くと「フィトンチッド」と呼ばれる森の香り成分が血中に取り込まれることを、旭川医大の中村正雄名誉教授らの研究チームが突き止めた。国内で初めての研究成果とみられ、森林浴がリラックスにつながるメカニズムの解明に役立ちそうだ。
 フィトンチッドはマツなどの樹木が放出する揮発性化学物質の総称。アロマセラピーの精油に含まれることが多く、血圧低下や免疫力を高める効果も報告されている。
 実験は昨年夏から秋にかけて北海道津別町の屈斜路湖周辺で行った。森林を1時間歩いた男性4人の血液を採取し調べると、フィトンチッドに当たる化学物質の濃度が高くなっていたという。静岡新聞Web版 2014/2/ 3


遺伝子発見 アルツハイマー治療の可能性も

2014年02月04日 | 医療 医薬 健康

 大阪大学の研究グループは、アルツハイマー病の発症に直接影響を与えている遺伝子を新たに発見したと発表した。アルツハイマー病の根本的な治療方法につながる可能性もある。

 研究グループによると、アルツハイマー病の患者の脳には「アミロイドβ」という特定のたんぱく質が多く蓄積されているが、「KLC1」と呼ばれる遺伝子がその量をコントロールしていることが新たにわかったという。研究グループはアルツハイマー病になりやすいマウスとなりにくいマウスを調べ、KLC1に注目、ヒトの患者の脳でもKLC1がアミロイドβの量をコントロールしていることがわかったという。

 どうすればこの遺伝子を減らせるのかや、減らした場合の副作用についてはまだわかっていないが、研究が進めばアルツハイマー病の根本的な治療につながる可能性があるという。YTV News.,2014-02-04

STAP細胞、特許戦へ 京大がiPS特許競争に勝てた理由

2014年02月04日 | 医療 医薬 健康

万能細胞をめぐっては、特許をめぐる争いも厳しいが、iPS細胞関連の基本特許は京大の研究所が押さえている。京大が競争に勝った秘訣は。[産経新聞]

 万能細胞をめぐっては、研究以外にも厳しい競争が行われている分野がある。「知的財産権」、つまり特許をめぐる争いだ。

 理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子研究ユニットリーダー(30)が発表した新型万能細胞「STAP(スタップ)細胞」も今後、特許取得の“戦い”を余儀なくされる。ITmedia News.,2014-02-04

定説覆したSTAP細胞、“研究激戦区”新たな台風の目に iPSとの違いは

2014年02月04日 | 医療 医薬 健康
「生物学の定説」を覆したSTAP細胞。競争が極めて厳しい万能細胞研究で、新たな台風の目となりそうだ。[産経新聞]

 理化学研究所の小保方(おぼかた)晴子研究ユニットリーダー(30)が作り出した「STAP(スタップ)細胞」は、あらゆる細胞になる能力を持つ受精卵から、いったん筋肉や血液などの細胞に分化すれば、外部からの刺激では元に戻らないという「生物学の定説」を覆した。

 万能細胞は、世界中で基礎から応用、臨床まで多くの研究が進められる花形の分野だ。京都大の山中伸弥教授が人工多能性幹細胞(iPS細胞)の開発でノーベル賞を受賞した2012年には、iPS細胞関連だけで千本以上の論文が世界中で発表された。論文は年々増加しており、競争は極めて激しい。ITmedia ニュース.,2014-02-03