バイオの故里から

バイオ塾主宰・Dr.Kawanoの日々、収集している情報(DB原稿)をバイオ塾メンバー向けて公開しています。

ナノ流体デバイスを用いた長いDNAの迅速分離方法を開発

2013年12月27日 | BioTech生物工学 遺伝子工学
 ヒトゲノム解析に伴い、ゲノム解析の臨床への応用、発症のメカニズム解析、ゲノムの機能解析の解明の重要性が増してきている。さらに、2003年にヒトゲノムの配列解析が修了し、新にポストゲノムシークエンス解析が非常に重要となっており、ゲノム情報に基づいた創薬・医療・食品などへの応用と個人のゲノム情報によるテーラーメード医療の実現のため、研究が急速に進展しつつある。東大UCR Proposal.,2013年12月26日

知の拠点セミナー「細菌毒素の研究から創薬を目指す」(10月18日開催)

2013年12月27日 | 医療 医薬 健康
強力なジフテリア毒素
大阪大学微生物病研究所・目加田英輔所長

 喉の痛みや高熱を発症させるジフテリア菌から卵巣がんの抗がん剤を開発し、現在は薬の実用化へ向けて臨床試験を進めている。元々、抗がん剤の研究をやろうとしていたわけではなかった。細菌毒素の研究をしていたのが、がんに関わる細胞増殖因子につながり、結果として抗がん剤の開発になった。2013年11月19日 読売新聞

iPS治療「高リスク」…再生医療に3段階基準

2013年12月27日 | 医療 医薬 健康
 再生医療を安全に進めるため、厚生労働省が来年秋に導入する基準の具体案が明らかになった。

 治療内容によってリスクを3段階に分け、がん化の恐れがあるiPS細胞(人工多能性幹細胞)を使う治療は最も高リスクに分類し、高度な審査ができる国の認定委員会と厚生科学審議会による二重の審査を受ける形とする。また、使用した細胞の保管を医療機関に義務づける。20日の専門委員会で議論し、再生医療安全性確保法の省令などに盛り込む。

 具体案では、iPS細胞や他人の細胞を使う治療を「高リスク」、複数の種類の細胞に変われる幹細胞を培養する治療を「中リスク」など3段階に区分し、医療機関が受ける審査の厳しさを変える。国の認定委員会は生物や倫理の専門家らで作る予定。2013年12月20日読売新聞

中年太りの仕組み解明、原因は加齢で減少する…

2013年12月27日 | 加齢 老化制御
携帯に送るヘルプ
 不摂生な食生活が中年太りにつながる仕組みの一端を解明したと、群馬大などの研究チームが欧州の専門誌に26日発表した。

 肥満を抑制する治療薬開発につながる可能性があるという。

 体重は脳の視床下部で食欲とエネルギー消費量のバランスを調節して維持されている。研究チームはマウスを使い、視床下部内で加齢とともに減少するたんぱく質「サーチュイン」を増加させたり、マウスに高カロリー食を与えたりして体重の増減を観察した。その結果、サーチュインに体重増加を抑える効果があることが判明。高カロリー食でサーチュインの量や機能が抑制され、体重が増えることも分かったという。読売新聞 News.,2013-12-27

理化学研究所 感染症への免疫の有無を診断するシステムを開発

2013年12月27日 | 感染症 ワクチン 抗生物質 食中毒
マイクロアレイ技術を応用した診断システム

独立行政法人理化学研究所は12月19日、理研創発物性科学研究センター・創発生体工学材料研究チームの伊藤嘉浩チームリーダーらと、理研ベンチャーのコンソナルバイオテクノロジーズによる共同研究により、ヒトの血液中にある感染症ウイルスに対する抗体の種類および抗体価を全自動で測定する「ウイルス・マイクロアレイ診断システム」を開発したと発表した。QLife Pro.,2013年12月26日

第一三共 イナビルでインフルエンザウイルス感染症予防の効能追加承認を取得

2013年12月27日 | 医療 医薬 健康
抗インフルエンザウイルス薬で予防効果承認

第一三共株式会社は12月20日、同社の抗インフルエンザウイルス薬「イナビル(R)吸入粉末剤20mg」(一般名:ラニナミビルオクタン酸エステル水和物)に関し、インフルエンザウイルス感染症に対する予防の効能・効果について、同日付で国内製造販売承認事項における一部変更承認を取得したと発表した。

これによりA型、またはB型インフルエンザウイルス感染症治療薬としての使用に加え、予防薬として使用することが可能となった。Qlife Pro.,2013年12月26日