崖の上のポニョ [DVD]ウォルトディズニースタジオホームエンターテイメントこのアイテムの詳細を見る |
2008日本
監督・脚本・原作:宮崎駿
声の出演:山口智子(リサ)所ジョージ(フジモト)
観たぜ、ポニョ。
いや~反則というか直球というか
「子供」「母性」「老い」「地域社会」「自然回帰」そして「人間讃歌」
だよ。
驚いたね~
でも、よく考えると、「ナウシカ」のころから一貫してず~っとこれがテーマなのでないかい?(例外は「千と千尋」?(だからこれが好き?(笑)))
受けを狙ってとかいう次元ではないなこれは。
あの人にとっては本当に大事なテーマなんだなこれらは。
だとしたらわかった。素直に観よう。
5歳児があまりに品行方正すぎるのも、よし。
母が包容力ありすぎるのも、よし。(平気で超常現象と日常がシームレスな母^^;)
老いを悲しみと安寧のアンビバレンツとするのも、よし。
人間に背を向けた父親が意外にやさしいヤツなのも、よし。
ポニョが理由無く人間好きなのも、よし。
み~んな、いいですよ。もう。
ここまで堂々とやられたんでは。
****
作画の方向性が面白かった。
このひとたちにはまだこれが残されていたのか~と発想の柔軟さに感心する。
感心しないのはポニョのお母さんの造形ですな。
あそこだけ何十年も前のSFチックですよ。
意味なく理由無く存在がSFなのがフジモトさんですが、それは非常に面白かったのに。なにしろとにかく説明まったくなしなんだから。彼については。そこがばかばかしくてよし。
ばかばかしいのは、リサのクルマさばきでしょうか。あれは往年のアニメ界の帝王としての自分へのオマージュなんじゃなかろうかねえ(ルパンとかね)。
面白い。
面白いのは海辺の街のリアルはかなり追求されていたところで。これはさすがだと思うよ。海辺は水があるだけじゃなくて、ゴミとか大量のフナムシとかきったない港の施設とか塩でサビだらけになった看板とかあらゆる海辺の街らしいディテールから出来上がっている。ワタシは海辺育ちなもんで、そのリアリティにはぞくっとしたね。
ぞくっとしたのは→ポニョの妹たち:矢野顕子
でしょうかね(笑)
これは観終わってから気づいたんですけども。観ている最中に気づいたらそれはそれで神業ってことで・・
ネタバレ避けたいのでこのへんで。
おもしろかったですよ。
ああでも、あのうたは勘弁ね。
映画観る前から耳にこびりついて難儀したよ。
今日もエレベータのってたらお姉さんがこっそりうたってたし(笑)
ぽーにょぽーにょぽにょ
崖の上のポニョ藤岡藤巻と大橋のぞみ,近藤勝也,藤岡藤巻,宮崎駿,久石譲ヤマハミュージックコミュニケーションズこのアイテムの詳細を見る |
**son*imaライブやります!8/21@吉祥寺マンダラ2**
人気blogランキングへ
↑なにとぞぼちっとオネガイします。
いらっしゃいませ~
海辺仲間ですね!
ワタシは子供のころに
見渡す限り地面がフナムシという光景をみて
未だに忘れられません。
地面が動く!
で、リサはふつうにグランマンマーレとおしゃべりしたりしてて、なんだかな~驚かないのかな人間としては(笑)
ちなみに海辺の近く出身です。
自分のブログにも書こうと思ってたのに忘れてた・・・。
ファンタジーとリアルの混ざり具合が絶妙だったと思います。
こんにちは
海自体はよくできてるな~という感じでしたが、
あのフナムシの群れは感動的でした。
あれぞ日本の海辺ですよ。
もっとものすごい群れをリアルで見たことがありますが・・
そう・・あの歌は 観てない人でも歌ってます!(笑)
海は リアルな実写の海が好きなので
アニメでは あまり カンドしなかったワタシでした。
コメントありがとうございます。
老練というか自然体になってきているのでしょうか。
ある意味無防備な作品に仕上がっていると思いました。
無防備さを観る映画だと。
確かに宮崎駿は昔から同じ事をやっていました。
ただ、最近少々捻くれていましたが、それが一回転してストレートになったという感じですね。
こんばんは♪
妹達の数は半端じゃないですね~
次回作は「崖の上のポニョs」(複数形)
で、ゴミはこれまたよく考えると
「ナウシカ」以来の忌むべきものの横溢という一つの切り口でしょうかねえ。
けっこうおもしろいかも~
実は私もポニョの妹達にゾクっとしちゃいましたです;声は可愛らしいけど…もし姉妹なら、大きくなるとポニョみたいな顔になって、、、ポニョがうじゃっといるわけですよね??軽く目まいがしました。笑
これまでの監督の作品がいろいろと垣間見れたのがかえって面白かったですね。
海のゴミが大量にでてくるところなんて、また千尋がお風呂の中で奮闘してる姿を思い出したし;