オブリビオンOBLIVION
2013アメリカ
監督:ジョセフ・コシンスキー
原作:ジョセフ・コシンスキー
脚本:カール・ガイダシェク、マイケル・デブライン
出演:トム・クルーズ、モーガン・フリーマン、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズブロー
おぶりゔぃよん~ぬっ
ということで観てきました。
トム・クルーズはいつものとおりのトムでした。
状況が違いすぎるのに「アウトロー」での印象とあまり変わらない。
質実剛健で紳士で滅法強いけどこじんまりとコンパクトなやつ。
なんでしょうねこれは。
『宇宙戦争』での彼は若干ヘタレな父親像を描きつつも、道は踏み外さないし。
『マイノリティ・レポート』はもう質実剛健だし。
『ミッション:インポッシブル』もしかり。
あれ?でも『マグノリア』の彼は気持ち悪かったぞ??
と思い彼の出演歴を見る・・
どうもワタシが質実剛健コンパクト路線のものばかり選んで観ているようであるのよね。
マッチョな彼をみたいのかなあ。
あのマッチョな体型で、質実剛健以外の役柄を観たいと思わないのかもしれない。
そういえば『レジェンド/光と闇の伝説』もトムだった。
誰しもそうだが若い頃はスリムだ。例外はあるけど。
『レインマン』とか『アイズ・ワイド・シャット』すら未見だし、すこしトムの他のものを観てみないとだめだね。
『アウトロー』と『オブリビオン』については、主人公の持つ資質が似通い過ぎていて、
パラレルワールドものの姉妹編じゃないかと思う。
(役名までそっくりなのだが・・w)
困難に対してまったく物怖じせず、自分の技術と運動神経で正面から立ち向かう。
そういう人物像を無尽蔵に輩出してきた映画の世界では
その伝統はどうやらまだ健在なようである。
えと、映画については、予告編から想像されるものよりは
だいぶコンパクトというかチープな仕上がりだったなという印象ですね。
もちろんお金はかかっていることはよくわかるし
壊滅後の地球をイメージできるロケ地は過酷な環境だっただろうし
メカの動きや作り込みも凝っているし。
でもチープなんだよね。
スケール感がないのかな。
広大な大地を行動範囲にしながらも、
事件の舞台がだいたいは屋内であるというところは
むしろ狙いだったのかのしれないね。
ストーリーとしては、わりと見え見えでw
きっとこうなるなと思った通りに進んでいってしまったので、
だからといってつまらなかったとは思わないんですけど、
逆に、そうやって先を匂わせる手腕に長けているということだと思うんだよね。
チラ見せ的に伏線をさりげなーくちりばめておくところはなかなか上手いと思いました。
特に感心したのは、仕事のパートナーであるヴィクトリアを演じたアンドレア・ライズブローさんの顔。
きれいな顔なんだけど、とても怪しい雰囲気をただよわせている。
彼女はあの顔だけで「ワタシは怪しい」という隠されたメッセ-ジをその登場シーンから醸し出している。
一番の功労者だと思う。
個人的に残念なのは、種明かしを演説でやるタイプの映画だったという点ですね。
わかりやすさを第一にするとそうなっちゃう気持ちはわかるんだけど、
これはなんでしょうね、芸術的な野心がなかったのか、どこかの段階でなにかに屈したのか、
残念な結果です。
モーガン・フリーマンもおしゃべりが主要任務というのはつまらないんじゃないかなあ。。。
****
私見ですが、『2001年宇宙の旅』との造形的類縁性を見ました。
あの飛んでくるドローンの丸い造形と白い色と「目」に相当する赤いレンズ?は
『2001~』のあのポッドそっくりだし。
あと「切り離し」の場面でのハッチの開閉操作盤(適当な名前を付けてみました)の造形とそれを操作する手順が
『2001~』のあの強制帰還のところとよく似ていたと思います。
あとはねー、ジャックが主に移動手段で用いるあのジェットヘリみたいなのは
造形がオスプレイそっくりなんだよね^^;
なんなんでしょうね。。
よくわからない感想になってしまった。。
@バルト9
【追記】
湖畔で流れるレコードからの曲はいずれもよく知っている曲だが
実はタイトルもアーティストもなんも知らん^^;
いつの日かわかる日が来るのを楽しみにしているw
↑
えいさんに教えてもらいましたが、驚愕の事実に…
【さらに追記】
SFとして観たので上記のような感想になったけど、思い返してみると愛の物語としてなかなかしみじみできる内容で、よい映画だったのかもと思えてきました。
ラスト近くにあの絵が掲げられるところとかもなかなかよいですね。
ラストの出会いは、萩尾望都「A-A'」を思い出させます。あれと同様のテーマ、愛の再生の映画なのだと。
2013アメリカ
監督:ジョセフ・コシンスキー
原作:ジョセフ・コシンスキー
脚本:カール・ガイダシェク、マイケル・デブライン
出演:トム・クルーズ、モーガン・フリーマン、オルガ・キュリレンコ、アンドレア・ライズブロー
おぶりゔぃよん~ぬっ
ということで観てきました。
トム・クルーズはいつものとおりのトムでした。
状況が違いすぎるのに「アウトロー」での印象とあまり変わらない。
質実剛健で紳士で滅法強いけどこじんまりとコンパクトなやつ。
なんでしょうねこれは。
『宇宙戦争』での彼は若干ヘタレな父親像を描きつつも、道は踏み外さないし。
『マイノリティ・レポート』はもう質実剛健だし。
『ミッション:インポッシブル』もしかり。
あれ?でも『マグノリア』の彼は気持ち悪かったぞ??
と思い彼の出演歴を見る・・
どうもワタシが質実剛健コンパクト路線のものばかり選んで観ているようであるのよね。
マッチョな彼をみたいのかなあ。
あのマッチョな体型で、質実剛健以外の役柄を観たいと思わないのかもしれない。
そういえば『レジェンド/光と闇の伝説』もトムだった。
誰しもそうだが若い頃はスリムだ。例外はあるけど。
『レインマン』とか『アイズ・ワイド・シャット』すら未見だし、すこしトムの他のものを観てみないとだめだね。
『アウトロー』と『オブリビオン』については、主人公の持つ資質が似通い過ぎていて、
パラレルワールドものの姉妹編じゃないかと思う。
(役名までそっくりなのだが・・w)
困難に対してまったく物怖じせず、自分の技術と運動神経で正面から立ち向かう。
そういう人物像を無尽蔵に輩出してきた映画の世界では
その伝統はどうやらまだ健在なようである。
えと、映画については、予告編から想像されるものよりは
だいぶコンパクトというかチープな仕上がりだったなという印象ですね。
もちろんお金はかかっていることはよくわかるし
壊滅後の地球をイメージできるロケ地は過酷な環境だっただろうし
メカの動きや作り込みも凝っているし。
でもチープなんだよね。
スケール感がないのかな。
広大な大地を行動範囲にしながらも、
事件の舞台がだいたいは屋内であるというところは
むしろ狙いだったのかのしれないね。
ストーリーとしては、わりと見え見えでw
きっとこうなるなと思った通りに進んでいってしまったので、
だからといってつまらなかったとは思わないんですけど、
逆に、そうやって先を匂わせる手腕に長けているということだと思うんだよね。
チラ見せ的に伏線をさりげなーくちりばめておくところはなかなか上手いと思いました。
特に感心したのは、仕事のパートナーであるヴィクトリアを演じたアンドレア・ライズブローさんの顔。
きれいな顔なんだけど、とても怪しい雰囲気をただよわせている。
彼女はあの顔だけで「ワタシは怪しい」という隠されたメッセ-ジをその登場シーンから醸し出している。
一番の功労者だと思う。
個人的に残念なのは、種明かしを演説でやるタイプの映画だったという点ですね。
わかりやすさを第一にするとそうなっちゃう気持ちはわかるんだけど、
これはなんでしょうね、芸術的な野心がなかったのか、どこかの段階でなにかに屈したのか、
残念な結果です。
モーガン・フリーマンもおしゃべりが主要任務というのはつまらないんじゃないかなあ。。。
****
私見ですが、『2001年宇宙の旅』との造形的類縁性を見ました。
あの飛んでくるドローンの丸い造形と白い色と「目」に相当する赤いレンズ?は
『2001~』のあのポッドそっくりだし。
あと「切り離し」の場面でのハッチの開閉操作盤(適当な名前を付けてみました)の造形とそれを操作する手順が
『2001~』のあの強制帰還のところとよく似ていたと思います。
あとはねー、ジャックが主に移動手段で用いるあのジェットヘリみたいなのは
造形がオスプレイそっくりなんだよね^^;
なんなんでしょうね。。
よくわからない感想になってしまった。。
@バルト9
【追記】
湖畔で流れるレコードからの曲はいずれもよく知っている曲だが
実はタイトルもアーティストもなんも知らん^^;
いつの日かわかる日が来るのを楽しみにしているw
↑
えいさんに教えてもらいましたが、驚愕の事実に…
【さらに追記】
SFとして観たので上記のような感想になったけど、思い返してみると愛の物語としてなかなかしみじみできる内容で、よい映画だったのかもと思えてきました。
ラスト近くにあの絵が掲げられるところとかもなかなかよいですね。
ラストの出会いは、萩尾望都「A-A'」を思い出させます。あれと同様のテーマ、愛の再生の映画なのだと。
例の曲ですが…
「青い影」プロコルハルムの名曲です。
YouTubeで聴けます。
http://www.youtube.com/watch?v=buSzOh84QX4
お世話になります。
で、え!これが「青い影」だったんですか^^;初めて知りました。いやお恥ずかしいw
曲名と音楽がようやく結びつきました。。
ありがとうございます。
ウォン・カーウァイとかあんまり興味ないです?
トム・クルーズの映画って、なんだかんだ言ってまあまあ面白いんですよね。と言っても、彼が出てるとあんまり見に行かないことが多いけどw
なんか、『アウトロー』はかなり面白かったらしいですね。DVDで見てみます。
あの曲自体はよく知ってるんですけど、曲名を知らなかったんですよ。そういうのはまだあると思うw
ウォン・カーウェイはたしかにちょっと苦手ですが。。