♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■純粋な愛を教える聖書 / 羽鳥頼和

2017年06月17日 | Weblog
2017/6/17放送


 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
旧約聖書の雅歌についてお話しします。

 雅歌(がか)は優雅の雅(が)に歌と書いて雅歌と言います。「歌の中の歌」とも言われています。雅歌は神の与えてくださった男女の愛と性を歌っています。ですから雅歌は愛と性の純粋なあるべき姿を描いていると言えます。

 今日は雅歌の2章からお話しようと思います。この時、主人公の二人は婚約していました。男性は上流階級の人のようです。彼は彼女をパーティーに誘い、参列者に彼女を婚約者として紹介しようとしたようです。

 彼女は彼に言います。
私は・・・谷の百合の花です。」(1節参照) 
 はでな美しさはないけれど、かれんな野の花に自分をたとえているのは彼女にある謙遜さからくるものですが、しかしそれよりも自分は参列するほかの女性たちよりも見劣りしている。この場に自分は似つかわしくない、と思っているようです。

 そんな彼女に婚約者が言います。
わが愛する者が娘たちの間にいるのは、いばらの中のゆりの花のようだ。」(2節)
彼女のことを「わが愛する者」と呼び、他の女たちの中でひときわ輝いている、と言っています。彼は真心から愛情表現によって彼女を励まします。

 彼女は答えて言います。
 「私の愛する方が若者たちの間におられるのは、林の木の中のりんごの木のようです。私はその陰にすわりたいと切に望みました。」(3節)
 彼女も彼のことを「私の愛する方」と言っています。そして彼が一緒にいてくれることを心から喜び、励まされています。

 彼女は更に言います。
 「私の上に翻るあの方の旗じるしは愛でした。」(4節) 
 これは仰々しい表現のように聞こえるかもしれませんが、彼女が婚約者である彼を信頼し尊敬していることを表していると言えるでしょう。一生あなたと共に生きていきます、という決心の表れだと言えます。

 二人は互いに愛し合い、相手を信頼し、尊敬しています。

 聖書は2000年以上古い時代に書かれたものですが、このように現代の私たちにも大切なことを教えてくれています。

 明日は日曜日です。教会では礼拝を神に捧げます。礼拝では聖書のメッセージがあります。ぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。
 
 (PBA制作「世の光」 2017.6.17放送でのお話より )
 
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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
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