♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神のいつくしみの時 / 岩井基雄

2017年02月03日 | Weblog
2017/2/3放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。
 先月の詩篇は102篇の前半から、「悩みの中の祈り」と題して、苦難の中、心を注ぎ出す祈りの恵みを学びました。今日は詩篇102篇の2回目として、「神の慈しみの時」と題し、神の愛と恵みに信頼し、待ち望む人生について共に考えましょう。

 この詩篇には、「悩む者の祈り。彼が気落ちして、自分の嘆きを主の前に注ぎ出したときのもの」という表題がつけられています。悩み苦しむこの作者は嘆きをそのまま神様に告白し注ぎ出す中、不思議な平安を受けます。それに続く今日の箇所では、なぜ平安を与えられたのか、その事が記されています。

 詩篇の102篇11節から13節をお読みします。
 「私の日は、伸びていく夕影のようです。私は、青菜のようにしおれています。 しかし、主よ。あなたはとこしえに御座に着き、あなたの御名は代々に及びます。あなたは立ち上がり、シオンをあわれんでくださいます。今やいつくしみの時です。定めの時が来たからです。

 伸びていく夕影のように、自分の人生に不安や恐れを感じ、青菜のようにしおれていたこの作者は、「しかし、主よ。あなたはとこしえに御座に着き、あなたの御名は代々に及びます。あなたは立ち上がり、シオンをあわれんでくださいます。」と歌います。

 移り変わりやすい人生に不安を覚える中、作者は永遠の御座に着く神様に目を向けました。そしてその主権者なる神様が立ち上がり、神の民を憐れでくださること、人の思いを超えて神の守りと助けがあるということを讃美しているのです。

 彼はこう続けて言いました。
 「今やいつくしみの時です。定めの時が来たからです。

 すべてのことに神様の時があることを神様に信頼し委ね、明け渡し、その時を待ち望むことができることを彼は歌います。創造主なる神様に信頼する人生はどんな中でも平安と喜びを与えられていきます。なぜなら、主権者である神様があなたを愛し心配し最善のことを行なってくださるからです。あなたを愛し慈しみ、そして豊かな恵みで憐れんでくださる神様が、どんな時にもあなたと一緒にいてくださいます。どのような苦難の中を歩むことがあっても、この全能なる神様に信頼し、委ねていく平安をあなたも受け取って行きませんか?  「

 

 
   (PBA制作「世の光」2017.2.3放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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