♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■人間を頼るな / 福井 誠

2017年02月02日 | Weblog
2017/2/2放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「人間を頼るな」です。それではイザヤ書の2章22節から読んでみましょう。
 「 鼻で息をする人間をたよりにするな。そんな者に、何の値うちがあろうか。
  イザヤ書に入りました。イザヤ書は全部で66章。通常は最初の39章と残りの27章の二つに分けて読まれることが多いですね。というのも、それぞれ背景が違うからです。最初の39章はアッシイリヤ帝国が全盛時代のものです。そして残りの27章はそれから約200年後の新しい国アッシリヤを打ち倒したバビロン帝国が全盛時代のメッセージですねえ。ですから当然内容も異なってきます。最初の39章はどちらかと言うと警告。イスラエルをはじめ周辺諸国に本当の歴史の支配者である神を認め悔い改めを求めるものです。そして残りの27章はその警告に耳を傾けず滅びてしまったイスラエルの民に回復を語る慰めと励ましのことばです。実際には当時のイスラエルの民だけではない、現代の私たちにも関係のある将来の希望のことばとなっていますねえ。
 そんな訳でこの2章はある意味で辛口の所もありますが、当時のイスラエルの人々の問題点を指摘し悔い改めを迫る内容になっています。実際どんなであったのか2章を読みますと当時の人々の姿が思い浮かびます。
 当時の人々は金や銀、いわゆる財力、馬や戦車つまり人間的な力、そして偽りの神々、つまり偶像に心を向けて生きていました。それは現代の私たちも同じです。お金や物が大事、何かの権力や力が頼り、正直なところ誰もがそれは共通の感覚として持っていることではないでしょうか。

 けれども聖書は、それらを備えられる神様に、もっと目を向けるように勧めるのです。イザヤははっきりと言っていますねえ。
鼻で息をする人間をたよりにするな。そんな者に、何の値うちがあろうか。
 お金をちらつかせる人間よりも頼りになるお方がいる。権力を振りかざす人間よりももっと恐るべき方がいる。物や人によってがんじがらめになって生きている愚かさから解放されたいものですね。すべてを備えてくださるのが神様です。ぜひあなたも教会へ行って、一切を備えられる神の恵みを知っていただきたいと思います

(PBA制作「世の光」2017.2.2放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

 

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