♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神が心をかたくなにする / 板倉邦雄

2015年03月04日 | Weblog
2015/3/4放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。さて今日は主なる神様の主権的な計画について一緒に考えてみたいのです。

 出エジプト記7章3節で、主なる神様はモーセにこう言っています。「わたしはパロう王様の心を頑なにする。」 ま、頑固な心にするのは主なる神様であり頑固な心になるのはパロ王様だ、と言っています。一般に私たちの心は理性と感性と意思という三つの領域から構成されていると言われています。ですからパロ王様は考えや感情そして意志のすべてが頑なになっていくのです。

 さていよいよモーセとアロン兄弟はパロの王宮に乗り込みます。奴隷で外国人だったモーセがどうやってエジプト宮殿に入れたのでしょうか。モーセは幼い時から40歳までエジプト王宮で育った王子でしたね。神は私たちの全ての歴史の歩みを無駄にすることはありません。

 さて王宮に入りパウロ王様の前に二人は立ちました。「お前らは『神が遣わした』と言うが不思議を行なってその証拠を見せろ!」 モーセはアロンに言いました。「あなたの持っている杖を王様の前に投げなさい。」 すると杖が蛇となって動き出しました。 「フン、そんなことはこの国の魔術師だってできるわ。」 するとエジプトの魔術師も同じように秘術を使って杖を蛇に変わらせたのです。ところが何とアロンの杖は魔術師たちの杖を飲み尽くしてしまったのです。それでもパロ王様の心は頑なになって、主なる神が言われたようにモーセとアーロンの言う事を聞かなかった、とあります。

 さて、聖書に依りますと、神様は私たち人間に生まれつき自由意志を与えられています。ですから私たちは善に対しても悪に対しても強制されたりすることはありません。パウロ王様の頃が頑固になったのは王様の自由意志であって神様から暴力を受けたり誰からも強制されたりすることはありませんでした。しかし、究極的にパロ王様の心が頑なになったのは、主なる神様の主権的な意思とご計画の中にあったと聖書は描いているのです。

 イエス様のことばです。
 「二羽の雀は5円で売られているでしょう。しかしあなたがたの父の許しがなければその一羽も地に落ちることはないのです。」 マタイ10章29節

 (PBA制作「世の光」2015.3.4放送でのお話より )

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