♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■エマオの途上で 6 / 大嶋重徳

2014年05月13日 | Weblog
2014/5/13放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。ルカの福音書24章にはエマオという村に行く道中でイエス・キリストの復活を信じられない二人の弟子にイエス様が現れた記事が記されています。イエス様は二人に語りかけられます。

 「歩きながら二人で話していることは何ですか?」(17節参照)

 このイエス様の語りかけが二人の内側に抱えている問題を引き出しました。そして彼らは偉そうにイエス様に向かって言う訳です。

 「あなただけが知らなかったのですか? 」(ルカ 24章18節)
 イエス様に向かってものすごく分りきった顔をして話し始めたのです。しかし本来、復活の主人公はイエス様です。しかしイエス様は「おいおい、それは俺のことだよ。」とおっしゃらずに彼らの内側にある思いにすべて残らず耳を傾けてくださったです。

 私たちは本来神様が何もかも御存知であるにもかかわらず、あたかも神様こそ全く何も知らないもののように思うことがあります。そして一番よく分かっているのは自分であるかのように、自分の判断、自分の知識、経験、自分の力を頼って、むしろ「神様。あなただけがこの状況を知らないのですか?」と、神様に分かったような口を聞くことがあります。

 ここで、目のさえぎられている二人の弟子は、見も知らない人に偉そうに語ったのですが、結果としてイエス様につぶやいたのです。

 「私たちはこの方に望みを懸けていたのです。女たちは復活したというのです。でも信じられないんです。」 

 イエス様はそのつぶやきにも耳を傾けられました。私たちの信じる神様は、いつも立派なことを神様に申し上げないといけない神様ではありません。時に、「神様。あなたがおられるのなら、なぜこんな事があるのですか?」と、神様にうめき、叫び、神様をののしるようなことばであっても、神様は祈りの中で受けとめてくださるのです。神様あなたのその思いをきちんと受けとめ、いつの日かそれがどんな意味を持っているのかということを教えてくださいます。

 もしあなたの中にある神様への深いうめきのようなことばがあるのなら、是非ともその事を神様にお祈りをしていただきたいと思います。

 ( PBA制作「世の光」2014.5.13放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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