♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■残された亜麻布 / 関根弘興

2014年05月05日 | Weblog
2014/5/5放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 イエス・キリストは十字架につけられ、葬られ、三日めに復活したということが聖書にはっきりと記されています。イエス・キリストが復活されたのは週の初めの日、日曜日の朝のことでした。

 マグダラのマリアを含む3人の女性たちがイエス様の遺体に香料を塗るために墓に出かけていったことが記されています。この女性たちはイエス様が埋葬された墓には大きな石が封印され塞がれていることを知っていました。

 しかしどうでしょう。墓に着くと、その石は既に脇に転がしてあったのです。その女性たちの中にマグダラのマリアという人がいましたが、彼女は空っぽになったかを見て、急いでペテロとヨハネに「だれかが墓から主を取って行きました。主をどこに置いたのか、私たちにはわかりません。」(ヨハネ20章2節)と伝えたのです。

 ペテロとヨハネは急いで墓に向かって行きました。するとそこには、空の墓にイエス様の遺体に巻いたあの亜麻布だけが残されていただけでした。

 新約聖書のヨハネの福音書の20章8節には、この福音書を記したヨハネがその時のことをこのようにしるしています。
 「そのとき、先に墓についたもうひとりの弟子もはいって来た。そして、見て、信じた。
 こう書かれています。この「もうひとりの弟子」とはヨハネのことなんですね。ヨハネは自分が空の墓と残された亜麻布を見て信じたのだと記しているんです。ヨハネはこの福音書を書きながら自分の信仰を振り返りつつ、私の信仰の出発はあの空っぽの墓、そして残された亜麻布を見て信じたことから始まっている、そんな思いをもったのではないかと思うんです。ヨハネは年を取ってイエス様の生涯を思い起こしながらこの福音書を記している訳ですね。

 イエス様が私たちのもとに来てくださったことから始まり、十字架の出来事を記し、埋葬のことを記し、そして週の初めの日、自分があのイエス様の墓に行って空っぽの墓と残された亜麻布を見て信じたのだなあ、と振り返っているかのようです。

 もちろんこの出来事の後、ヨハネは他の弟子たちと共に、実際に復活したイエス様にお会いする経験をいたします。そしてその後イエス様の復活の目撃証言者として活動していく訳です。そしてペテロもヨハネも大胆に、イエス様は死から復活し今も生きています、と語るものになって行きました。

 弟子たちの行動を記録した使徒の働きの中には、使徒たちは主イエスの復活を非常に力強く証しし、大きな恵みがそのすべてのものの上にあった、と書かれています。

 イエス・キリストは復活され、今も生きています。だからあなたを導き助け、永遠の希望を与えることがおできになるのです。

 (PBA制作「世の光」2014.5.5放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。

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  電話 052-762-2196 (自由ケ丘キリスト教会内)  東海福音放送協力会 へ
 

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