♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■信じるものになりなさい 3 / 大嶋重徳

2014年02月18日 | Weblog
2014/2/18放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 大嶋重徳です。

 ヨハネの福音書20章に復活を信じることができなかったトマスという人が出てきます。イエス様は信じられないトマスに8日後に現れました。「信じる」ということは一瞬に起こることではなく時間が必要なことだと思います。

 時折、イエス様は愛ですよ、と語るとすぐに「素晴らしい! 信じます。」という人にお出会いすることがあります。しかし私は「もう少しお待ちになったらいかがですか?」と言います。分かったことを信じるということは純粋にも見ますが、やがて少し気に入らないことがあるとすぐに信仰を持つことをやめてしまうということがありがちです。これは「信じた」のではなく「気に入った」ということです。
しかし「信じる」とは信じるに足る時間を過ごす必要があるのです。

 もし私が駅で知らない人にいきなり「200円貸して」と言われても素性の知らないその人に貸さないと思うのです。「うわっ、変な人が来た。」と逃げるかもしれません。しかし今日私が知り合いの人に「200円貸していただけますか?」って言うと、きっと貸してくださるんではないかと思うんですね。それが2千円になるとどうでしょうか。いざとなったら私の教会のある場所に取り立てに行けばいい。私の背景が分かってくると、もしかすると2万円を貸してくださるかもしれません。今私は給料すべて妻に渡しています。これは妻を信頼しているのです。でももしかすると隠れて高いバッグを妻は買っている可能性だってあるのです。これは分からないです。時々、妻が新しい服を着ているのを見て、「いいねえ。いつ買ったの?」って聞くと、「うん。安かったよ。」と言います。でも本当に安かったかどうかも分からないんです。しかし信じているんですね。信じるということには200円の時もあります。それがやがて2000円になり、2万円になる。

 信じることには時間が必要なのです。トマスにはイエス・キリストと出会えない8日間がありました。本当かどうか分からないと葛藤する、信じられない、信じたくない、イエス様は(トマスが)この8日間を過ごすことを大切にされているのです。

 このラジオを聞いておられるクリスチャンの方にもこの8日間があったのではないでしょうか。しかし迷いの先に不信仰の先に、復活されたキリストは8日後に必ず現れてくださるです。今信じたいと願いながら信じることができない方もこのイエス様と過ごす8日間をラジオの前でお過ごしいただけたらと願います。

 ( PBA制作「世の光」2014.2.18放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


****** このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



 

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