♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主の憐れみによる交渉 / 岩井基雄

2014年02月14日 | Weblog
2014/2/14放送

世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。

 神様と共に歩む人生は平安と恵に満ちていますが、神に背き、神を忘れ、自分勝手に自己中心に生きる人生には堕落と滅亡が待っていました。イスラエルの死海のそばにあったソドムとゴモラという町はそのような罪に満ちた町であり、神の前にそれらの罪は明らかにされ裁かれる必要があったのです。神はこのソドムとゴモラへのさばきを信仰の人アブラハムに伝えます。私たちは悪は裁かれて当然と考えがちですが、アブラハムは裁こうとする神に対して交渉を始めました。それは神の憐れと恵みに期待し、何とかその町の人々が裁かれないようにとの執り成す祈りでもあったのです。アブラハムは神に、ソドムとゴモラに正しい者が50人いてもその町全部を滅ぼすのですか?、と訴えます。神はアブラムの祈りに応え、その良き者のために滅ぼさないと約束します。しかしアブラハムはその条件の人数を次々に減らし、最後には良き者が10人いれば滅ぼさないようにと嘆願したのです。その時のことを聖書はこう語っています。

 彼はまた言った。「主よ。どうかお怒りにならないで、今一度だけ私に言わせてください。もしやそこに十人見つかるかもしれません。」
 すると主は仰せられた。「滅ぼすまい。その十人のために。」

               旧約聖書創世記18章32節

 神は人の罪を裁く主権を持っておられますが、同時に憐れみ豊かであり、良き者の存在を通してその町や民全体を助けてくださるお方なのです。実際にはその町には良き者は10人すらおらず、アブラハムの甥ロトもまた神の前の真実さを失いかけていたほどでした。しかし神の憐れみはなお深く私たちに注がれています。神は独り子イエス・キリストをこの世に送り、キリストの真実さと犠牲のゆえに、私たちを滅ぼすまい、との救いの道を開かれたからです。しかもこのキリストご自身が私たちのために父なる神に執り成して祈っていてくださると聖書は語っています。神の憐れみと真実さのゆえに、そしてキリストの執り成しの祈り、身代わりの十字架のゆえに、罪深い私もそしてあなたも赦され救われる道が用意されています。あなたも神の愛のもとに来ませんか?

  (PBA制作「世の光」2014.2.14放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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