♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■主はともにおられた / 福井 誠

2013年09月05日 | Weblog
2013/9/5放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「主はともにおられた」です。それでは第一サムエル記23章14節から読んでみましょう。

 「ダビデは荒野や要害に宿ったり、ジフの荒野の山地に宿ったりした。サウルはいつもダビデを追ったが、神はダビデをサウルの手に渡さなかった。

 第一サムエル記23章にはダビデがペリシテ人に困らされていたケイラという町の住民を助けたことが記されています。ダビデはこうしてケイラという町を自分の根城にしようと考えました。ケイラの人々が助けてもらったことに恩義を感じて忠誠を尽くしてくれると思ったからなのでしょう。

 しかしそうはいきませんでした。ケイラの人々はダビデに助けてもらったとしてもサウルに追跡されているダビデを匿おうとはしなかったのです。ダビデは600人の部下と共にケイラを立ち去っていきます。

 人生は複雑なものですねえ。逆境にあるときにそんなに簡単に吉風が吹いて来る訳でもありません。しかもこの時ダビデの逃亡先がサウルの耳に伝えられ、ダビデのあずかり知らぬところでダビデをサウルの手に渡す密約を交わされていました。状況はますます悪くなるばかり。こんな時には神も仏もあるものか。やはり自分はもう終わりだと思ってしまうものでしょう。さすがにダビデも慌てました。

 けれどもその土壇場で神は奇跡的に介入されたのです。ペリシテ人が突入してきたためにサウルはダビデの追撃を諦めて引き返します。ダビデはこの時の心境を旧約聖書の詩篇54篇に歌っています。

 「まことに、神は私を助ける方、主は私のいのちをささえる方です。・・・神は、すべての苦難から私を救い」(詩篇54篇4節、7節) 

 また詩篇27篇でもこう言っています。「待ち望め。主を。雄々しくあれ。心を強くせよ。待ち望め。主を。」 苦難を乗り越えたダビデは私たちに私たちをすべての苦難から救いだす神様がおられることを証しします。どんなに状況が不利であろうとも神は助ける方、命を支える方である、と。だから淡々と主を待ち望み、主に聞き従うことが大切です。ダビデをサウルの手に渡さなかった神がおられることをいつでも思い起こしたいものですね。

(PBA制作「世の光」2013.9.5放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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