♪ラジオ放送・文字版「世の光」

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PBA『世の光』を文字で 

■旧約預言の成就として / 福井 誠

2011年10月20日 | Weblog
2011/10/20放送
 

 世の光の時間です。お過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「旧約預言の成就として」です。それではマタイの福音書8章17節から読んでみましょう。

 これは、預言者イザヤを通して言われた事が成就するためであった。
 「彼が私たちのわずらいを身に引き受け、私たちの病を背負った。」


 マタイの福音書はユダヤ人に向けて書かれた書です。それはユダヤ人に十字架にかかられたイエスが旧約聖書の時代から預言されていた約束の救い主メシアであることを納得させようとして書かれたものです。ですからマタイの福音書には旧約聖書の預言が沢山引用され、この預言のことばがイエスのあの行為、あの出来事に成就したという書き方がされています。

 今日お読みした箇所では旧約聖書のイザヤの預言が取り上げられています。預言者イザヤは紀元前700年前後にイスラエルで神のことばを伝える人として活躍しました。当時イスラエルは2大強国のアッシリヤとエジプトに挟まれ、国家存亡の危機にあったのです。そのような状況でイザヤはイスラエルのヒゼキヤに神の守りがあることを伝え、神に信頼するように励ましたのです。

 しかしながら、イザヤが語ったことは当時の人々に当てはまることだけではなく、それから後の時代700年後のイエスの時代にも当てはまる大切なメッセージとなっていました。つまりイザヤは救い主イエス・キリストの働きについても預言していたのです。

 イザヤは言いました。
 「彼が私たちのわずらいを身に引き受け、私たちの病を背負った。」

 マタイは、ペテロの姑の熱病が癒されたこと、悪霊に憑かれた人が悪霊から解放され、病気の人々がみな癒された出来事を見て、それが預言者イザヤの語った通りであると私たちに伝えています。つまりイエスは旧約聖書で約束されたメシアであり、私たちの患いや病を負われる方であるのだと言います。

 このマタイの主張をあなたはどう思いますか? あまり関係がないと思いますか? しかし、もしイザヤの預言が真実であるとすれば、イエスは今も生きておられる方なのですからあなたの患いも病も背負ってくださることでしょう。あなたを愛しておられるイエスを知っていただきたいと思います。

  ( PBA制作「世の光」2011.10.20放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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