♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■災いの中で 神の贖いを知ったヨブ  / 羽鳥頼和

2011年10月15日 | Weblog
2011/10/15放送

世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 羽鳥頼和です。

 今日は最初にお葉書を紹介します。長野県上高井郡の原たけしさんからのお葉書です。原さんは94歳になられました。原さんはいつも短い詩を送ってくださいます。今日はその1点をご紹介します。

  書きます。書きます。
  御(おん)恵みです。御(おん)憐れみです。
  小さな小さな小さな者ですが、
  書く喜びを 与えられています。

 原さんありがとうございました。神様によって書くことができる喜びが私にも伝わってきました。私たちは自分の思いを人に伝えるために書くという行為をします。今日は旧約聖書に出てくるヨブという人がどうしても書き残したいと願った重要なことについてお話をします。
 
 ヨブは1日にして自分の財産を失い、自分の子供たちを事故で失ってしまいました。ヨブ本人は全身に悪性のできものができてしまい、多いに苦しみます。そんなヨブに対して友人たちは「あなたがこんな災に遭ったのは、あなたが自分の罪を認めず、罪を悔い改めないからだ。」とヨブを責めるのでした。

 ヨブは友人たちに「あなたがたは私をあわれんではくれないのか。なぜあなたがたは神様のように私を責めるのか。」と言い、「ああ今できれば私の言いたい事を書き留めておきたい。」と嘆きます。ヨブは友人たちに批難されながら大切なことに気づいたのです。そのことを何とか書き記したいと思ったのです。

 ヨブが苦しみの中で気づき、書き残したかった重要なこととは、「私を贖う方は生きておられる。」(ヨブ記 19章25節参照)と言うことでした。贖うとは、ここでは親族が身内の者を何らかの問題から救い出すことを意味しています。ヨブにとっての問題は自分の罪でした。ヨブは罪という自分の問題を解決し救い出してくれるお方がいることを確信したのです。

 この贖う方については新約聖書を読むと良くわかります。新約聖書のコロサイ人への手紙1章14節は「この御子のうちにあって、私たちは、贖い、すなわち罪の赦しを得ています。」と御子であるイエス・キリストによって罪の赦しを受けることができることを教えています。ヨブが期待していた罪の赦しを与えてくださる方とは、イエス・キリストのことだったのです。イエス・キリストは今も生きておられ、私たちを救ってくださるのです。
 
  ( PBA制作「世の光」2011.10.15放送でのお話より )

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