♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■失望のベートーヴェンを支えた聖書 /岩井基雄

2010年10月29日 | Weblog
2010/10/29 放送

 世の光の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。

 18世紀後半にドイツで活躍した作曲家ベートーベンは、横暴でアルコール依存症の父親に3歳から無理矢理ピアノを習わされ、子どもらしい時期は殆どなかったのだそうです。11歳から作曲をし有名になり、ハイドンの弟子にも抜擢されたりしますが、様々な悲しみを抱えていました。母親や父親の死を経験し、深い失恋を幾度も経験したベートーベンは生涯独身で暮らします。更に20代後半から持病の難聴がどんどん悪化し、遂に音楽家としては命とも言える耳が聴こえなくなってしまいました。しかしベートーベンはその試練の中でも希望を見失わず、素晴しい作品を書き続けました。

 この時期に彼はこんな文章を書き残しています。
全能の主よ。あなたは私の胸の奥にある私の魂を覗かれ、私の心を見抜いておられます。私の心の内に人類への愛と善をなしたいという要求とが満たされているのを主よ、あなたは御存知です。
 また、40歳の時記した手紙の中で彼は子どものような信仰心を次のように書き記しています。「僕には友がいない。独りぼっちで生きていかなければならない。だが分っている。創造主は誰よりも僕の近くにおられるのだ。どんな時でもこのお方が僕と共におられることが分る。そして僕は主がどのようなお方かということも知っている。」

 苦難に満ちたベートーベンの生涯に真の希望を与えたのは、聖書が語る神様でした。

 新約聖書ローマ人への手紙10章11節、13節にはこう書いてあります。

 聖書はこう言っています。「彼に信頼する者は、失望させられることがない。」・・・「主の御名を呼び求める者は、だれでも救われる。」のです。

 私たちは苦しみに遭うことがあっても、失望しても希望を捨ててはならないこと、あきらめてはならないことを聖書は語っています。ぁなたがどのょぅな苦しみや悲しみ、また失望や孤独を抱えていらっしゃったとしても、その悲しみの中から聖書が語る神様に目を向け、主を信頼し、その御名を呼び求めてみませんか? その時、あなたも救われ、真の希望へと向かうのです。 

 それではまた聴いてください。

   (PBA制作「世の光」2010.10.29放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しく
はPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。
日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。
予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。
問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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