♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■人生における収支のバランス

2009年03月30日 | Weblog

世の光の時間です。 お元気でしょうか。 村上宣道です。 

 あのう、新約聖書のピリピ人への手紙の中に、ちょっと聖書では珍しい表現だなあと思うんですけれども、「あなたがたの収支を償わせて余りある霊的祝福」(ピリピ人への手紙 4章17節)というそういう表現があるんですね。 

 「収支を償わせて」・・・つまり収入と支出ですねえ、そのバランスがちゃんとうまく行くようにや、それ以上に霊的な祝福が豊かに与えられるように、というふうな意味のことばなんですねえ。 

 で、三月というのはその年度末の決算を迎えるという方々が多いのではないかと思いますけれども、昨年からですねえ本当に経済的な状況が一変して非常に厳しい決算を迎えるに至ったという方々もおられるかなあと思うんですけれども、私たちの生涯のですね人生にとっての収支のバランスはどうだろうかということを考えることも必要だなあと思うんですね。 

 で、パウロという人はこのピリピ人への手紙の中でですねえ、「損」とか「益」というそういうことばを何回か使っているんですねえ。 これも珍しい、聖書の中では、見られる表現なんですけれども。 で、「私はキリストのために、他の人から見たら何て損をするんだろう、何て馬鹿なんだろう、と思えるようなことを敢えてしてでも、しかしキリストを得るということのためにそれ以上に優る得はないと私には思えるので、すべてのものを損というふうに自分は計算をした。 そしてキリストを得ることが何にも優る大きな利益だ、というふうに私は計算をした。」(と。) 英語の聖書を見ますと、アイ・カウンティッド・・・フォー・クライスト I counted ・・・for Christ  キリストのために計算をしてみた、というふうに書いてあるんですね(ピリピ人への手紙3章7節 KJV訳参照)。

 イエス様もおっしゃったことがあるのですけれども、
 「人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか。」(マタイ 16章26節 口語訳聖書)というふうにおっしゃったことがあります。 自分自身の目先のことだけを追い求めて、そして永遠的なもっと大事なものを失ってしまうとしたら、たとい全世界を儲けたとしても何にもならないではないか、というその辺の確かな損益のバランスをきちんととることが必要だということなんですねえ。 

 「収支を償わせて余りある霊的祝福」 私たちは目に見えるものだけではない霊的な豊かな祝福を得ることができる、そういうバランスシートをきちんと得たいと思いますねえ。

 ( PBA制作「世の光」2009.3.30放送でのお話しより)

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblical.jp 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ


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