♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■包まれる温かさ  雪とともに(1) 

2009年02月06日 | Weblog

世の光の時間です。寒い日が続きますがお変わりありませんか? 岩井基雄です。

 『ごんぎつね』で有名な新美南吉の童話に『手袋を買いに』というのがあります。 親子の狐の住む森に雪がどっさり降りました。 雪で遊び手が冷たくなった子狐のために母狐は手袋を買ってあげたいと思いました。 けれどもこの母狐、以前人間にひどい目に遭わされたことがあり、子狐だけが買いにいくことになりました。 母狐は子狐の片方の手を人間の手に変え、「帽子やさんに行ったらこっちの手を出すんだよ。」と言いました。 が、子狐は間違って反対の手を出してしまうのです。 ところが親切な帽子屋さんはその手を暖かい手袋で包んでくれました。 子狐は喜んで報告します。 「母ちゃん。 人間てちっともこわかないや。」 「どうして?」 「僕、間違えて本当のお手て出しちゃったの。でも帽子屋さん、ちゃあんとこんないい、暖かい手袋をくれたもの。」 母狐はこうつぶやきます。 「でも本当に人間はいいものかしら。」

 私たちの心の中にもこの母狐と同じような恐れはないでしょうか。 人に対してもそうですが、神様に対しても恐れがあり、きれいな自分を見せないと罰(ばち)が当たる、良いことをしていないと愛されない、と思ってしまうのです。 あなたはいかがでしょうか。 

 聖書の詩篇147篇3節にこんなことばがあります。
 「主は心の打ち砕かれた者をいやし彼らの傷を包む。
と。

 あなたの心の傷や痛みのすべてをご存知で、なお愛してくださる神様はあなたを暖かい愛の御手で
包んでくださいます。 雪のように冷え切ったあなたの心も、人も神様も恐れてしまう傷ついた心も、神様は癒し、その恐れを取り去ってくださるのです。 ですからあなたも神様を信頼し、神様に手を差し出してみませんか? あなたを包み、あらゆる恐れから解き放ってくださるのは、本当に信頼できるまことの神様なのです。 あなたが神様の御手に包まれる時、あなたの心は癒され、力を受けるのです。 

 ではまた聞いてください。

(PBA制作「世の光」2009.2.6放送でのお話しより)

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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