♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■何の役に立ちましょう

2009年02月24日 | Weblog

世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 今日もさわやかに一日を始めていきたいですね。

 新約聖書にはイエス・キリストの生涯を記した四つの福音書があります。 そのいずれにも記されている大切な大切な出来事の一つに、イエス・キリストがパンと魚を大勢の人たちに分け与えたという奇跡の話が出てきます。 

 イエス・キリストの評判は大変大きなものでした。 そして大勢の人たちがイエス・キリストのあとについてきました。 人々は小高い丘に、青草がある場所に集まってきました。 男性だけである時、五千人の者たちが集まってきました。

  イエス・キリストはこの大群衆を御覧になって弟子の一人に、「どこからかパンを買ってきてこの人々に食べさせようか」と言われたんです。

 弟子はすぐにこう答えました。 「イエス様、めいめいが少しずつ取るにしても二百デナリのパンでは足りません。 どう見てもこの人たちに食料を与えるなんて無理ですよ。」とこういうふうに言ったんですね。 この二百デナリという金額は当時の二百日分の労賃に相当するものでした。 大金ですよね。

 でもその時でした。 弟子の一人のアンデレという人がお弁当を持った少年のことをイエス様に報告に来たんです。 そのお弁当は大麦のパン五つと干した小魚二匹で、まあそれは粗末な食事でした。 アンデレはイエス様に「こんなわずかなものでは何の役にも立ちませんよね」と何となくばつが悪そうな様子でした。 

 しかしこの出来事こそ私たちに大変な勇気と麗しい光景を見せてくれるものになっていくんです。 それはどんなに役立ちそうにない粗末なものでも、イエス・キリストはそれを用いてくださるという真理なんです。 

 イエス・キリストはこのパンと二匹の魚をどうしたでしょうか。 神様に感謝を捧げたあと、パンを裂いて人々に分け与え始められていきました。 すると群集がおなか一杯食べ、なお余ったものが十二のかご一杯になったって言うんですねえ。 

 さあ今日私たちは大切なことをここで学びたいんです。 あの少年の差し出したパンはイエス・キリストの手に握られた時、それは五千人を養うものになっていきました。

 お互いの人生はどうでしょう。  あのパンと魚、それはラジオを聴いている一人ひとりのあなたの姿を表していると思うんです。 一つひとつはとても小さな弱い存在かもしれません。 しかしそのパンがひとたびイエス・キリストに握られ委ねられた時、それは人を満たすために用いられるものとなっていったんです。 

 人生に疲れ、自分なんていてもいなくてもどうでもいいって投げやりな気持ちで過ごしている方がいるかもしれませんねえ。 イエス様はそんなあなたの人生を私に委ねなさいと招いているんです。 だから、「イエス様、あなたに私の人生をあなたに委ねます」と祈りながら歩んでみてはいかがでしょうか。 

 (PBA制作「世の光」2009.2.24放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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