♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■新しい自己理解に生きる

2006年06月01日 | Weblog


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。 福井 誠です。今日は聖書の中の第一ヨハネの手紙から聖書のことばを読んでみましょう。
 「愛する者たち。私たちは、今すでに神の子どもです。後の状態はまだ明らかにされていません。しかし、キリストが現われたなら、私たちはキリストに似た者となることがわかっています。なぜならそのとき、私たちはキリストのありのままの姿を見るからです。キリストに対するこの望みをいだく者はみな、キリストが清くあられるように、自分を清くします。」(ヨハネの手紙第一 3章2節、3節)

 しばしば人は過去や経歴、家柄などにこだわってしまうものではないでしょうか。あんな失敗をしてしまった。あんな家庭で育ってしまった。あんな学校しか卒業できなかった。だから・・・と今の自分を頼り無く思い、自分の将来に希望を持てないでいることがあるのではないでしょうか。自分自身についてのマイナスイメージを背負ったままでは、どんな一発奮起も実を結ばないことでしょう。

 昔、イスラエルにはエレミヤという預言者が活躍していました。神は、この預言者に次のように語っています。「わたしは、あなたを胎内に形造る前から、あなたを知り、あなたが腹から出る前から、あなたを聖別し、あなたを国々への預言者と定めていた。」(エレミヤ書 1章5節) 神はエレミヤを預言者として立て、すばらしい働きをさせてくださいましたが、それはエレミヤのルックス、スタイル、家柄、経歴などとは関係のないものでした。そのようなものが身につく以前に、お母さんのお腹に宿る以前に、神は予めエレミヤの価値を見い出し、預言者として素晴らしい働きをさせようと定めていたというのです。

 私たちは、生まれてから今日まで積み重ねてきたもので自分たちの価値が決まり将来の方向性も決まってしまうかのように考えています。そのためにいつまでも自分のレッテルを剥がしきれないでいることがあります。

 しかし、神を信じる者は神の子どもです。親譲りではなく、神譲りの可能性に生きる者です。これまで積み重ねてきた、あれやこれやの記憶に基づく自己理解ではなく、天地万物をお造りになり、いのちであり光である神の子としての新しい自己理解に生きる者です。聖書を読んで新しい自分を発見して見ませんか?

 
 (PBA制作「世の光」2006.06.01放送でのお話しより)

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会に行ってみるというのもいいんじゃないかなあ。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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