♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■仲人不要

2005年06月23日 | Weblog

 お元気でいらっしゃいますか。世の光の榊原 寛(ひろし)です。
 
 リクルートが夫婦4790組を対象に実施した結婚トレンド調査によりますとですね、結婚式で仲人を立てたカップルの割合は全国で4.6パーセント。首都圏では何と1.0パーセントで共に過去最低だったそうです。首都圏では結婚するカップル100組に対し仲人を立てるのはたった一組ということになりますよね。ま、その主な理由としては終身雇用が崩れ、職場を意識する必要がなくなったと分析しています。結婚する若者としては仲人を頼むのに気を遣い、時間を使い、お金も遣いということでまあ面倒を一切なくしたいということになるんでしょうか、結婚式だけの頼まれ仲人は要らないという合理的な考え方かもしれません。

 ところがですね、挙式・披露宴などの費用は3年連続で増えているってんですね。ま、こだわる部分には費用をかけている。単なる「じみ婚」ではなくなっていると最近の傾向を分析していました。

 さて今や結婚式で 仲人を立てるカップルが首都圏では1パーセントということなんですが、何と聖書を見ますとねえ、実はキリストが私たち人生の仲人だというような所が書かれているんですよ。仲人というのはそもそも結婚する男女の仲立ちになる訳ですが、イエス・キリストは神と私たちの仲立ちなんだって言うんです。

 新約聖書ヘブル人への手紙の2章の17節という所にはこう書いてあります。
「(キリストは)あわれみ深い、忠実な大祭司となるため、・・・すべての点で・・(私たち)・・と同じようにならなければなりませんでした。」

 ここでキリストは「大祭司」と言われています。この大祭司とはですね、人々の苦しみや悩み、病いや涙を受けとめ、神に向かって執り成しをする役割を持っている人物なんです。また人々が犯す罪の赦しのために犠牲を捧げて祈ります。

 同じヘブル人への手紙の7章の25節には、「(キリスト)によって神に近づく人々を、完全に救うことがおできになります。キリストはいつも生きていて、彼らのために、とりなしをしておられるからです。」 こんなふうにあるんですね。

 ま、頼まれ仲人というのは言うまでもなく結婚するカップルのほうからそれなりの関係のある先輩のカップルに結婚式のために仲人をお願いする訳ですよねえ。ところがキリストは違います。キリストのほうから私たちのために神に執り成し、いのちをかけて私たちの救い主・助け主・仲立ちとなってくださる為に、この世においでくださったんですねえ。ですから頼まれ的・またその場だけのではなく私たちの生涯にとことんまでつきあってくださるお方。それがイエス・キリストです。

(PBA制作「世の光」2005.6.23放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせて日曜日の朝、教会に行ってみましょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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