すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

弱い被災者に圧力なの

2012年06月02日 | 日記・エッセイ・コラム

 岩沼市は先週から今週にかけて集団移転に関し、アンケート調査を行っていました。ようやく一段落し集団移転に向け進むと思われましたが、様々な問題が浮上しているみたいです。まずは集団移転者の土地買い取りは、被災者にとって価格と面積に不透明感があるみたいです。

 価格については課税を対象に評価されていますが『安すぎる』という声があり、到底納得できないとの意見もあります。また買い取る面積ですが宅地と区別され、「介在農地」と言って市街化区域内の農地とみなされる農地があります。買い取り価格は宅地の約3割で買い取られる予定です。

 しかし課税負担額は一般農地と同じです。この価格の根拠について先の特別委員会で質問したが、答弁内容が理解できないし分かりづらかった。最も不明なのが線引きの中身です。敷地内の一部と判断されるものと、道路を挟んでも介在農地と判断される所に違和感があります。

 他にも価格や面積だけで不満があるのではない、と被災者から聞きました。集団移転に関し津波被害の無かった高速道路より西側に住みたいのと意見をした方に地元有力者から説得されているとの情報もあります。

 これは面談した被災者の個人情報が漏れているのではないか、との噂もあり問題視されるのではないでしょうか。単に隣近所の会話で済めばよいのですが、有力者から選定された移転地へ変更するよう、促がされるとなれば疑問を感じます。

 大都市仙台市でさえ集団移転地を14か所も選定しました。最小戸数は7戸なのです。それに比べ1か所しか選定しない岩沼市は被災者の意見を押し込めようと思えてなりません。被災者が一日も早く願いがかなう為にも市長は新たな集団移転地を決断しなければと思っています。

 家屋を失った立場の弱い被災者に圧力かけるの、誰


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