すとう功の周回遅れ

元駅伝選手の「いろんなことに走り続けます」

仮設には議員も職員も

2012年06月25日 | 市政・市制・市勢

 日にちが経つにつれて忘れるものと、思い出すものがあります。先週採決された議会への請願不採択は後者であり、増々腹立たしくなった。なぜなら、、、

 請願に反対した議員の主な理由は「玉浦のコミュニティーが無くなる」や「玉浦の小学校に子供が少なくなる」また「玉浦はもうダメだと言われている」等々。

 その中で玉浦のコミュニティーって、なんだろう!我が家の広辞苑には「community①一定の地域に居住し共属感情を持つ人とありました。ちなみに共属とは「同じ集団に属すること」だそうです。

 また別な意味もあり②アメリカの社会学者による。個人を全面的に吸収する社会集団。家族。村落など。ともあります。 ③番目が群集とだけ書いてあります。

 ①の一定の地域に居住し共属感情を持つとあるが、岩沼の場合、被災した議員も市職員も仮設住宅に住んでいるとは聞いていません。これってコミュニティー?

 他市町の場合は被災した議員も職員も、少なからずも仮設住宅に住んでいます。これでコミュニティーを持続しなければ、と言われ納得がいくと思いますか。

 しかし、岩沼の場合は議会の議論でも政策面でも、コミュニティーが必要だという割に窮屈な仮設住宅ではなく、プライバシーが守られ、隣近所の付き合いが少ない借り上げ住宅に両者が住まわれている。

 ある市職員に至っては市外のマンション住まいだそうです。それが悪いことではありませんが、共属感情のコミュニティーを被災者と維持しようとしているのか。皆無であると思いませんか。

 ②番目の個人を全面的に吸収する社会集団とは、日本でいう「ムラ社会」の象徴みたいな気がしてなりません。コミュニティーという言葉は響き良いが、決して単純且つ簡単に作られるものではありません。

 なにより個別移転が進み、集団移転が過半数を割り込み国の助成が受けられなくなると、岩沼市そのもののコミュニティーが崩れてくるようで心配ですけど。

 仮設住宅に住まず窮屈な思いもせずに反対だった

コメント (2)
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