ゆうゆうの教会便り

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アブラハムの信仰

2018-06-21 21:47:59 | 今日の聖句
旧約聖書は何巡目かの「創世記」を読んでいます。
今日の聖句は「創世記」22章1節~13節 です。

22:01これらのことの後で、神はアブラハムを試された。神が、「アブラハムよ」と呼びかけ、彼が、
「はい」と答えると、 22:02神は命じられた。「あなたの息子、あなたの愛する独り子イサクを連れて、
モリヤの地に行きなさい。わたしが命じる山の一つに登り、彼を焼き尽くす献げ物としてささげなさい。」
22:03次の朝早く、アブラハムはろばに鞍を置き、献げ物に用いる薪を割り、二人の若者と息子イサクを連れ、
神の命じられた所に向かって行った。 22:04三日目になって、アブラハムが目を凝らすと、遠くにその場所が
見えたので、 22:05アブラハムは若者に言った。「お前たちは、ろばと一緒にここで待っていなさい。
わたしと息子はあそこへ行って、礼拝をして、また戻ってくる。」 22:06アブラハムは、焼き尽くす献げ物に
用いる薪を取って、息子イサクに背負わせ、自分は火と刃物を手に持った。二人は一緒に歩いて行った。
22:07イサクは父アブラハムに、「わたしのお父さん」と呼びかけた。彼が、「ここにいる。わたしの子よ」
と答えると、イサクは言った。「火と薪はここにありますが、焼き尽くす献げ物にする小羊はどこにいるのですか。」
22:08アブラハムは答えた。「わたしの子よ、焼き尽くす献げ物の小羊はきっと神が備えてくださる。」
二人は一緒に歩いて行った。 22:09神が命じられた場所に着くと、アブラハムはそこに祭壇を築き、薪を並べ、
息子イサクを縛って祭壇の薪の上に載せた。 22:10そしてアブラハムは、手を伸ばして刃物を取り、
息子を屠ろうとした。 22:11そのとき、天から主の御使いが、「アブラハム、アブラハム」と呼びかけた。
彼が、「はい」と答えると、 22:12御使いは言った。「その子に手を下すな。何もしてはならない。あなたが
神を畏れる者であることが、今、分かったからだ。あなたは、自分の独り子である息子すら、わたしに
ささげることを惜しまなかった。」 22:13アブラハムは目を凝らして見回した。すると、後ろの木の茂みに一匹の
雄羊が角をとられていた。アブラハムは行ってその雄羊を捕まえ、息子の代わりに焼き尽くす献げ物としてささげた。


実はここを読むといつも、当時の旧約聖書の世界では人身犠牲はすんなりと受け入れられるものだったのだろうかと
思ってしまいます。そして、聖晩餐でパンをイエスの体、ぶどう酒をイエスの流された血、と譬えてそれらを食する
ということは、新約の当時のパレスチナ地方でも人の体や血を食するということが共通認識として受け入れられていたのか?
カニバリズム*1)?と思いました。
キリストの十字架の贖いを実感し、救いを感謝する記念が、なぜ肉を食べ血を飲むことなのか疑問でした。

元、仙台教会牧師の吉田隆先生の書かれた解説は、この疑問に明快に答えてくださるものでした。
(特に以下の文章・・・・・・・・・・
何の変哲もないものを、なぜわざわざ御自分の体や血とおっしゃる必要があったのか。それが次の問いです。
それにはちゃんと理由があると信仰問答は答えます。第一に「ちょうどパンとブドウ酒がわたしたちのこの世の命を
支えるように、十字架につけられたその体と流された血とが、永遠の命のために、わたしたちの魂のまことの食べ物
また飲み物になるということを、この方はわたしたちに教えようとしておられる」からです。
パンとブドウ酒は、当時の人々の日々の命を支える基本要素でした。つまり、聖餐式は、私たちの魂をキリストという
“糧”によって永遠の命へと養う食事だということです。
・・・・・・・・・そういうことなのですね。)

ようやくイエス様の祝福されたパンとぶどう酒の聖餐式を受け入れられる気持ちになりました。
7月の第一主日、聖餐式が待たれます。
美竹教会の長老のお一人が「アブラハムの信仰を私も持ちたい・・・・・」と言っておられたことを
思いだします。 今日の聖句を読んで、私も、と祈りました。

*1) ウィキペディア「カニバリズム」の解説の中には『聖書中のカニバリズム』として
   「レビ記」 26章27節~29節
   「列王記下」 6章28節、29節
   「ヨハネによる福音書」 6章52節~54節 が載っています。

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梅雨入りしましたね~、公園のアジサイが一際美しい。
コメント
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