ゆうゆうの教会便り

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讃美歌198番「父、御子、み霊の」

2017-10-11 21:35:10 | 讃美歌
10月8日の礼拝で歌った讃美歌198番はバプテスマ(洗礼)を歌ったものです。
元の歌詞は「Faith of Fathers」で、この「 父親の信仰 」は、 カトリック教の 賛美歌であり、
1849年にヘンリー8世とエリザベスによってイングランド国教会が設立された時から、 カトリック
殉教者を記念してフレデリック・ウィリアム・ファーバーによって書かれたものだそうです。

「Faith of our Fathers」は↓のようなもので、かなり激しく過激です。
(ネット検索で翻訳されたもので妙なところがありますが・・・・・・<(_ _)>)

私たちの父親の信仰! まだ生きている
ダンジョン、火、剣にもかかわらず:
ああ、私たちの心は喜びでどのように高い
私たちはその栄光の言葉を聞きます。

私たちの父親の信仰! 聖なる信仰!
あなたは死まで真実になります。

暗い刑務所に縛られた私たちの父親たちは、
まだ心と良心に自由だった:
彼らの子供の運命はどれほど甘いだろうか、
彼らのように、あなたのために死ぬことができたら!

私たちの父親の信仰! 聖なる信仰!
あなたは死まで真実になります。

私たちの父親の信仰! メアリーの祈り
私たちの国をあなたに戻さなければなりません:
そして、神から来る真理を通して
イギリスは確かに自由でなければならない。

私たちの父親の信仰! 聖なる信仰!
あなたは死まで真実になります。

私たちの父親の信仰! 私たちは大好きです
私たちのすべての闘争において、友人と敵の両方:
愛がどんなことを知っているかのように、あなたにも説教する
親切な言葉と善良な人生によって:

私たちの父親の信仰! 聖なる信仰!
あなたは死まで真実になります。

ヘンリ8世と、特にその息子のエドワード6世によるプロテスタント化に反発した女王メアリー(ヘンリー8世と
キャサリン・オブ・アラゴンの娘で、エドワード6世は異母弟)はカソリックへの回帰を進めようとしたが
うまくゆきませんでした。(エリザベス1世は異母妹になります)
メアリーのプロテスタントへの締め付けは相当厳しく彼女は bloody Mary と呼ばれました。
最終的には、メアリーの後に女王になったエリザベス1世により、イングランド国教会は
プロテスタントになるのですが、その後も、プロテスタントでもカルヴァン派のピューリタン(清教徒)
による革命も起きたり、複雑です。
ヘンリ8世はもともとは熱心なカソリックだったのですが、キャサリン・オブ・アラゴンとの離婚を
認めないローマ教皇への反発からイングランド国教会を作ったそうです。
離婚問題だけでなく、莫大だった教会財産を思うままにしたいという誘惑も感じていたようで、
トマス・クロムウェルのもとで委員会が結成され、修道院が保持していた財産が国家へ移されていき、
こうしてイギリスの修道院は破壊され、荒廃しました。
この当時のイングランドの歴史は血なまぐさいようですが、興味深くもあります。
エリザベス1世がイングランド王の時代、スコットランドの女王だったのが別人のメアリーです。
彼女は後にエリザベス1世によって処刑されます。 かなり複雑で覚えにくい・・・・(-_-;)

下 ↓ は私たちが歌った讃美歌189番です。
“Ich bin getauft auf deinen Namen” Johann Jacob Rombach, 1734
「ST.CATHERINE(TYNEMOUTH)」Arr. From Henri Frederick Hemy (1865)
By James ]George Walton, 1871
1)父、御子、み霊(たま)の ひとりのみ神よ
  わが身はいま死に 主にこそ生きけれ
  今日より御民の ひとりとしたまえ。
2)父なるみ神は 児として愛でまし、
  悩める主イエスは うれいをとりさり
  命のみ霊は ちからをたまいぬ。
3)くらきのつかさの もとより逃れて、
  今しもわが主の きよめを受けたり
  悪魔よ、しりぞけ かかわりなければ
4)父、御子、み霊の ひとりのみ神よ、
  生きては主にあり 死にては主にゆき
  はなるることなく つかえしめたまえ。

ここをクリックすると今風の美しい声の讃美歌198番を聴くことができます。
背景はアメリカのクリスチャン?を描いています。 "A Tribute to Faith in America"

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