その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋四十八手(撞木反り)

2009-12-17 17:21:46 | 四十八手
夢屋四十八手、本日の決まり手は『撞木反り(しゅもくぞり)』であります。
まずは、「撞木」という漢字が読めません。次に「撞木」が何であるかが分かりません。「撞木」とは、お寺の鐘楼の鐘をつく、木製の棒のことだそうでありまして(ゴ~ンってなヤツですねぇ)、丸太を肩で担いだ状態から、この技の名前が付いたのではないかと思います。柔道の「肩車」・レスリングの「飛行機投げ」に近い技でありますが、昭和35年に決まり手が制定されてから、幕内の取り組みでの記録は無いようです。第一、大型力士を両肩で担ぎ上げるなんてありえねぇ~^^;
           
この世の中で、あり得ないこととは…。人それぞれでしょうが、法螺が高じて「我が家の裏山に温泉が湧出した。」などと、コメントしましたところ、色々なコメントを寄せていただきました。事実、我が家の飲み水は、地下160mから湧き出す地下水を未だ利用しており、年間を通して16℃の水温を保っております。昔は、冬場でも温水器など無くても充分に洗顔や炊事が出来ましたが、一度温水を使ってしまうと人間、根性が無くなって温い水を使ってしまうようになりました。
さて、地下水には「地温勾配」と言うものがありまして、理論的には、0.03℃/mで水温が上昇すると言われております。したがって、あと860mほど地下に掘り進めば、我が家では42℃の温水泉を得られるはずなのですが、問題は、この深度では当然、岩盤(多くは、花崗岩)にぶつかり、掘削費用が嵩むことと、そこに断層(岩盤の亀裂)があり、汲み上げるのに十分な水量が確保されるか…という見えない地中の課題があります。
           
夕方、営業活動をしておりますと、何やら白い物体が…白鳥かと思いきや、二羽のシラサギでした。我が在所では、雪はちらつくものの、まだ積もってはおりません。今年は、山形県の庄内地方を中心に降雪が続いているようであります。どうせ、あり得ないホラ話をするならば「国家事業で奥羽山脈を削り、日本海を埋立てよう…。」私が、日本と言う国の国家主席ならば、きっとこんなあり得ない政策をぶち上げるだろう^^;
領土の拡大と東北地方の雪国からの脱却、そして、雇用の場の創出…そう、温室ガス排出抑制のために、山の切り崩しは人力で行うべし。「万里の長城」を造営した中国なら、真顔で政策立案しても通ってしまうのではないだろうか…世にあり得ない話を創り出すのは、なかなか大変な作業であります。

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