その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

夢屋四十八手(寄り倒し)

2009-12-21 19:53:00 | 四十八手

本日の夢屋四十八手、決まり手は『寄り倒し』であります。
先場所2日目、大関「日馬富士」関 VS 小結「豪栄道」関の一番でも記録されておりますが、突進力のある力士の寄り身で、腰砕け的に倒される場面が、この決まり手の魅力であります。雪が降り続くと「うんりゃ~」と掛け声をかけて、スノーダンプを押し出しますが、年とともに、こちらの腰が持たなくなって参りました…とほほ。
           
今日は「卒哭忌」我が家の古老の百か日には、まだ2週間ほどあるのですが、年末年始の慌ただしさを避け、日を繰り上げて、住職にお経を上げて頂きました。古老を亡くしてから、私が心掛けていることは、かあちゃんと喧嘩をしないこと。二人暮らしとなった我が家で、喧嘩なんぞ始めますと仲を取り持つ人もいない訳ですから、泥沼化しないように、また、ガスを溜めないように、そこそこに…。朝飯替わりに作った「フレンチトースト」を見ていますと、ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープ主演の映画「クレーマー・クレーマー」を思い出します。仕事での成功が、家族の幸せと勘違いしていた家事の出来ない旦那が、子どもとの別れの日には、フレンチトーストが上手に焼けるようになっているという場面がありますが、私の場合は、今でも上手に焼けますから、いつでもどうぞ…そう言う場面じゃないな。
           
私の友人HD「貧乏父さん」のブログを見ておりましたら、残りご飯を雀に提供しているとのこと。同級生ながら、よくもまぁ同じようなことをしているものだと感心してしまいました。
「我と来て 遊べや親のない雀」小林一茶の代表句でありますが、「我と」を「我の所」と解釈し、「親の無い雀」を「一茶」と解釈すると、一茶が子雀たちに呼びかけているのではなく、むしろ、子雀たちの群れが、一茶を仲間に呼び入れている句であり、寂寥感が一層増すのだとか…。小学6年生の題材を今頃、おさらいしておりますが、「卒哭忌」…慟哭の日々に別れを告げて、また、ブルドーザーの如く山積みの仕事を「寄り倒して」行くのであります。


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1 コメント

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Unknown (omame)
2009-12-21 16:57:48
こんにちは。
フレンチトースト、美味しそう。
たしかに、主人と二人だけの時、喧嘩したら・・・・静まり返って気まずい雰囲気に・・・

小林一茶の句。奥が深いですね・・・
スズメの写真、小さなスズメだけど、大きな生命力を感じますね。
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