その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

「リモート面会」だけでは…

2022-05-26 07:06:56 | 転職

ローター交換作業もワンタッチだわ^^;

昨年まで、親子でエッチラホッチラ交換していたローター部分も、フックを引っ掛けて少し前進するだけでジョイントカプラーがカッチリはまる…実に楽ちん、楽ちん…お代は高くつきましたけれどね^^;
はてさて、新型コロナ感染症は、当初、高齢者の方々を中心とした死亡者の増加から、最近では変異種に置き換わり、感染者数の高止まり、感染者の低年齢化が起こっているようではありますが、死亡者数は低下しているようであります。為政者もマスコミも『一時期の危機的な状況は脱した。』という雰囲気が内心見え隠れするのでありますが、誰も『もう大丈夫である。』と口に出来る人が居ない。分からないことばかりで、安易な言葉を発すれば責任が取れないといったところでしょうかねぇ…。
2020年4月に「緊急事態宣言」が発令されてから丸2年…もう3年目に突入しているんですよねぇ。ということは、義父母とも丸2年直接会っていないことになる。田植え作業を終えて、機械を洗車していたら、オッカーが「リモート面会」を始めておりましたよ。「日焼けしたねぇ…。」「ああ、『ポン太郎君』も毎日の農作業で真っ黒だよ。」なんて会話をしていたら、「今年は雪が多かったべ。『ポン太郎君』に500円小遣いを渡してくれ。」ですと^^; 認知症という訳ではないのだけれど、義父の頭は、幼い頃の『ポン太郎君』の姿で止まってしまっているようでありますなぁ。それはそれで良いのだけれど、何故かむなしい…。


さぁ、今日はキュウリの定植作業だべ!

月に一度の「リモート面会」(先月は衝立越しに直接会えたようではある。)で、近況を話し、「夢屋君はみんなに優しいから…。」と最後には義母が涙ぐんでしまう。お互いに言葉に詰まってしまって面会時間終了…軽い認知症が疑われた義母ではあったけれど、入所して安定した生活を続けているおかげか、「認知症も改善しているんじゃないか?」なんてオッカーに言葉を掛けるのでありますよ。
義父も齢90歳でありますよ。体調が急変した場合は、看取りなどなど、どうしたら良いのよ…。自分たちの生活で精一杯ではあるけれど、婿殿だって要らざる心配をしている。(今のところ血色も良く心配はないようだけれどね^^;)親子間でも直接面会できなかった2年間だったとまた振り返るのであります。
経済活動を止める訳にも行きますまい。要らざる感染者や死亡者を増やす訳にも行きますまい。されど、生きた証としての親子関係は、残された時間もそう長くないのでありますよ。これは『おやじぃ』に限ったことではありますまい。高齢の両親に直接面会出来ないジレンマを抱えた息子たち、娘たちが多数いるに違いない…「死んでから新しいお墓を建てて、手を合わせても親孝行にはならないべ。稀に喧嘩したとしても、親孝行は生きている内に。」が『おやじぃ』の持論である。とは言え『おやじぃ』の勝手な判断で、面会を強行できる訳でも無く…『ワンタッチ』で何もかにもが便利になった世の中で、思い通りにならない世情を嘆くしかないのでありましょうかねぇ…。

#戦争反対 「技術革新」は、作業の安全性、効率性の向上に向けられるべきであり、人が人を殺めるための「技術革新」であってはならないと思う『おやじぃ』であります。


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