その日暮らし

田舎に暮らすこの虫は「カネ、カネ、カネ」と鳴くという。

雲と自由が棲むという里で百姓に成りきれるかな?

ゴーストバスターズ…

2024-09-15 08:11:10 | 巡礼

『シロ隊長♀』待ってくださいぃ~^^;

 先頭に立ち、緊急現場に向かえと指示する『シロ隊長♀』…「待ってください、15kgの噴霧器を背負っているのは『おやじぃ』なのですからぁ。」俗に「猫の手も借りたいほどの忙しさ」とは言うけれど、『何もしない猫に指示を受けるお百姓さん』も情けない(笑)
 世の中居るいる…「口は出すけれど、自分は手を汚さない輩」がね^^; 春のアブラナ科作物と違って、秋のアブラナ科作物は作りやすい。防除対象が、モンシロチョウ、コナガ、ヨトウムシetc.といった目に見える「鱗翅目」の幼虫ですから。春先の場合は、「キスジノミハムシ」という小さな甲虫が、土中や作物間を飛び回り、根菜類は肌の見た目が悪くなり、葉には小さな穴を開けられてしまう。防除しようにもねぇ…土中の幼虫は、播種、定植前の耕運土壌に殺虫剤を散布することで被害を低減できるようですが、農薬の嫌いな方は、不織布や寒冷紗を施工しても土の中、そして、寒冷紗なんざぁ目を通してしまうから効果がありませんよ…こりゃ~手に負えない『ゴースト』でありますなぁ^^; 一方、秋はというと、やっぱり最大の敵は「モンシロチョウ」ですかねぇ…これとて、作物の芯(生長点)さえ食害されなければ、何とか凌ぐことは出来るのですが、植えてる量が量だけに、一匹いっぴき潰していく訳にもいきますまい。そして、殺虫剤も適用商品である「マ〇✕ン(商標)」は、ほとんど効果が無いような気がする。今のところ少々お高いけれど「ト△◇ン(商標)」は効果があるようである。ちなみに、「スミチオン」はアブラナ科作物には薬害を生じさせるので使用は控えましょう。(あんたは、農薬会社の回し者かね^^;)


独りの「晩酌」はいたって質素^^;

 さて、『おやじぃ』が「ト△◇ン(商標)」について、「今のところ」と表現したのには訳がありまして、学生時代に関東以南で猛威を振るった「ハスモンヨトウ」…適用薬剤が無くて当初は防除に苦慮したようであります。その後、「ランネート(商標)」なる薬剤が開発されて、今では下火になったようであるけれど、この「ランネート(商標)」が、アブラナ科作物の害虫「コナガ」に効果がなく、むしろ、圃場での「コナガ」の発生密度が高まるという『怪現象』が生じましてね…「リサージェンス」:簡単にいうと薬剤を撒けば撒くほど、対象害虫(ダニ)が増えるという現象なんですが、これが『おやじぃ』の卒論のテーマだったんです^^; 「獲得抵抗性」…ライフサイクルの短いダニやコナガでは顕著なようでありますよ。
 はてさて、「後天的獲得形質」…そう言えば、自民党総裁選挙では、誰も「裏金問題」を口にしないねぇ^^; 昨日、記者クラブの候補者討論会があったようだけれど、発言を求められた「高市候補者」の場合は、機関決定によって一旦「処分」は下された。とのスタンスのようである。そうだよね、「処分」が甘過ぎるから、もう一度洗い直しますなんて発言しようものなら、恐らく決選投票では票を貰えないだろうからねぇ^^; どんなにきれいごとを語っても組織をぶち壊すなんてことを内部の人間が出来る訳がないのである…そして『組織色』に自らも染まっていく。最初は効果のあった薬剤(批判)も最後は何の効き目も無くなってしまう。「リサージェンス」…害虫たちの生命力というよりも、『政治屋』の生命力の方が強かではあるようだわねぇ(笑)

コメント
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