一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

年も押し迫る頃 思わず出会った酒こそ秋田の酒「天寿」。  温酒場 『酔小』 【北九州・小倉】

2015年01月04日 17時00分55秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 牛すじ豆腐&「天寿」  温酒場「酔小」)

 

 

(2014/12/30(火)の記)

 

2014年も今日を含めて2日を切った。年の瀬も押し迫る頃、日中は春のようにぽかぽか陽気だったこの日も さすがに夜になればぐっと冷え込んだ。 店舗の入口シャッターには、初売りは1/2~ 新年営業は1/5~ などの告知ポスターが貼られ、飾られた門松は正月がすぐそこまで迫っていることを感じさせる。

前日の博多から北九州小倉魚町に立ち寄れば、魚町の飲食店街は年も押し迫った本当のラスト忘年会が行われていて、店のいたるところで、これから呑みに入るグループ、呑み終えて出て来たグループがあちらこちらにたむろしていた。

それらのグループの間を縫うように歩き、私が向かった先は、温酒場『酔小』という階段を上がった二階にある店だった。

以前 和酒ばる田村本店の財津さんが、日本酒好きな私に「一度覗かれてみたらいいですよ。結構いい日本酒が並んでいますから」と以前聞いたその店名を手帖に書き留めていた。

 

さてどんな日本酒が並んでいるんだろう。 牛すじ豆腐がこの店の名物料理らしく、まずはそれを頼んでみよう。と タペストリーを見やり階段を上がっていく。

階段の先に出迎えていた店員さんに「カウンター空いてますか?」と尋ねれば「1席だけ空いてます」とのことで、「じゃあそこで」と伝え、開いた扉から店に入ると 何十人もの大勢の人たちが、日本酒囲んで賑やかに飲んでいる。 この時期にこんなに日本酒LOVERたちがたむろしてるのか~ 正直びっくり。

特に女性のグループが多かったことが印象的。

 

温酒場『酔小』 

▼日本酒LOVERで賑わう店内

 

▼店内は女の子二人が、一升瓶を持って注文に応えていた。

 

▼店に貼られている日本酒銘柄・告知は、どれも達筆

習字の先生を思い出す。

 

▼メニュー表になんと秋田の酒「天寿」を発見! 

北九州での発見に驚きそしてにっこり。当然注文でしょ!

 

▼これが店のイチオシ 牛すじ豆腐か・・・「天寿」とほっこり暖まりそうだ。

天寿は、秋田の酒にしてはかなり旨みを感じる酒だった。

 

▼好物のおでんもおいしそうだったので、注文

 

▼先ほどまで秋田の「高清水」で盛り上がっていた隣の三人がいなくなり

リラックスして注文したのは、三重・青山の大好きな酒「義左衛門」

 

▼刺身で頂いた。 義左衛門は切れとすっきり感が冴えていて呑みやすいな~

▼最後は「わさび飯」で〆

大分の山葵に鼻がツ~ン だし汁をかけて頂いた。

 

▼「奈良?!  お酒は春鹿を置いてますけど 奈良には行ったことないですね」

この店の売り、昭和の燗つけ器とゆかりちゃん

 

帰りの階段横の酒蔵のタペストリーに足が止まった。

「懐かしいな~」以前、蔵の前に何度か行ったことがある。残念ながら

15年ほど前に廃業になった 「鶴の瀧」じゃないか~

 

新年は寒波で各地に雪を降らすそうな・・・「雪男」が出てもおかしくないかも・・・

 

2014年ぎりぎりで、雑誌Penに掲載されていた日本酒50銘柄で唯一飲んでなくて、残っていた「天寿」にありつけた偶然。 これで50銘柄に少なからずかすることができたことになる。 まさに 「天寿を全う」といはこのことか

ほっこりしたところで、風が冷たく強くなってきた。 さてと 関西への帰路についた。

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(寅)

 


そうだ京都へ行こう ! おかし、ごはん時々おさけ  『つるやこなな』-③番外編 【京都】

2015年01月04日 07時30分40秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( 五凛 )

 

(2014/11/15 「つるやこなな」訪問記ー③番外編「名酒館タキモト」)

 

「つるやこなな」で昼呑みし、「早瀬浦」「英勲」が空瓶になったと前述した。

帰り際、夜の営業用に空になった日本酒二本の補充としてKさんに買ってきてと

こななママが依頼していたのが耳に入ったので

「なんなら私がその2本の内の1本を選びましょうか」と言えば

「じゃあ 二本ともお願いします」と言われ

さすがに「二本とも選んでこの店の客に対してハズレだったら申し訳ないので一本だけ」

私がセレクトすることになった。

「じゃ一本は、東北泉で。 あと一本のセレクトはお任せしますね」

 

「つるやこなな」横の道(六条通り)をKさんの後に続いてそのまま東に向かって歩くこと5~6分

日暮れが迫る中、割と大きな酒店が近づいてきた。

 

「ここが地酒店として有名なタキモト酒店(名酒館タキモト)か・・・ お店から近いんだな」

▼タキモト酒店 日本酒売り場の入口

 

▼ずらりとコの字で、壁面に全国の地酒がずらりと並んでいる。

 

▼「早瀬浦」が中央に島になって置かれていた。

 

▼中国地方の酒  李白が上・中段に何種類か置かれていた。

 

▼燗酒ならば 迷わず「睡龍」の横の「旭菊」を選ぶんだけど・・・

Kさんに聞けば、お店で燗酒は出さないとのことだった。

 

▼さすが地酒店、酒器もなかなか揃っている

 

ということで、私が選んだ日本酒は(まず羽根屋を探したが

取り扱ってないようなので、同じく北陸の酒で)

石川・白山市の銘酒「五凛」をセレクトした。

 

 

東京駅のグランスタや割烹の店で何度か味わっているこの酒は

艶やかな品のある旨みを感じる酒というのが私の感想で、

京都の人に充分受け入れられるはずとセレクト

 

この酒をKさんに預けてここでお別れ

楽しい一日だった。私は、京都タワーを目印に帰路についた。

いずれ 泊まりで京都の日本酒ファンと一献酌み交わしたいものだ。

 

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(寅)

 


そうだ京都へ行こう !  おかし、ごはん時々おさけ  『つるやこなな』-② 【京都】

2015年01月04日 00時15分30秒 | みんな~愛『酒』てるかい

( ストック日本酒 京都「つるやこなな」)

 

(2014/11/15(土) 「つるやこなな」訪問記-②)

 

つるやこなな ランチを食べ終えて・・・

「そろそろお酒の方に行きますか?」

「ランチ」をまるで前菜のように片づけた私の食欲に

こななママさん少し驚いていたようだった。

食事(ランチ)を終え、しばらくポーズ(一時停止)状態

やがて連絡を受けていたKさんがお店に現れた。

「ランチを食べ終えて、さっきからお客さんお待ちですよ」

「まさか本当に京都まで飲みに来られるなんて思ってもいなかったので・・・

飲みに行きますねなんててっきり社交辞令だとばかり思ってましたから・・・

それにしても こんな昼まっから日本酒なんて呑んだ経験ないな・・・」

呼び出されたKさんはかなり戸惑い気味だった。

 

「すみませんね。社交辞令が言えないタイプなものですから」

 

この店に寄ったのは、「早瀬浦」を置いていると聞いていたのも大きな理由のひとつ。

50選のリストに残る「早瀬浦」と「天寿」この2つを年内に何とか消したい

この日の最初の酒で、そのうちの一つを消すことができた。

 

▼Kさんと私、ほんのり琥珀色を帯びた「早瀬浦」らスタート

 これでPenセレクト50酒の中で飲んでいない酒は、「天寿」だけとなった。

昭和の麦茶グラスにベトナム製敷ガラス皿を併せたのだとか

なぜか日本酒にピッタリとはまっている。

 二人が頂いて「早瀬浦」が空瓶になった。

 

▼次は「ゆきの美人」とこななママの美人2ショット

2杯目は、「ゆきの美人」

 

▼3杯目 地元京都の「英勲」 まぐろのカマと頂いた。

「え~っ、さっきランチたいらげて ぶりかまも! どんだけ食欲があるんですか}

と こななママは驚いていたけれど 「井之頭五郎に比べたらまだまだです」

そして 「英勲」も空瓶になつた。

 

▼店内の音楽も「カルメラ」だった。LIVEと日本酒をこななママがいかに好きなのが良くわかる

 

▼最後はKさんがここの名物「だし巻き」をごちそうしてくれた。

「この店に来たらこれを食べないと 名物ですから」

ふんわりだし巻きで「浦霞」が美味い! これで置いてあった 四酒全て頂いた。

 

▼正午から夕方5時まで、およそ5時間弱もいたのか~ でもあっという間

こななママが笑顔で見送ってくれた。

 

このあたりは、観光客があふれているわけでなく

近隣に外国人観光客が泊まるバックパッカー向けの宿や

銭湯、職人の住居が点在し、車も多くなく静かな地域

京都の生活感に触れられる地域

 

「今度は、是非 泊りがけでこの店に。 

日本酒ファンが集う夜 にいらしてください。」

とKさんにすすめられた。

 

やはり飲むなら主戦場は夜だとばかり夜のお誘い。

平気で昼呑みして楽しんでいた私にお付き合い頂きありがとうございました。

 

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(寅)