一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

田園終焉なり。 (奈良県葛城市寺口地区) 2010/10/23

2010年10月23日 17時35分20秒 | 風の噂の「お天気たち」
(終焉を迎えた田園風景  奈良県葛城・寺口地区)  2010/10/23   15:45撮影


■2010/10/23(土)  曇・薄晴

白い煙が葛城山からゆるやかに吹き降ろすに流れて斜め斜めへと上がっていく。
この狼煙(ノロシ)が上がったら今年の田んぼも終わりということだ。
確か去年のブログでもこの種の写真を掲載した。
狼煙と勝手に書いたが、諸々の雑草や枯葉、干し草の類を燃やして、今年の田んぼ廻りの
後片付けみたいなものだろう。

わが菜園から写真を撮ろうとカメラのファインダーを除いてみると 稲刈り後の田んぼに
カラスたちがいることに気づいた。 しっかりわが屋敷の柿の実を食べた憎っき奴らだ。

今年のコメは、豊作の部類だけど1等米比率が低いと聞いた。 
この夏~秋の炎暑の影響に違いない。 通常味に大差無いらしいが、やはり残念な結果だ。
どちらにしろ今年は、終わり。 また来年に苗床を作って田植えから始まる。
1シーズン、1シーズンが勝負、自主トレ・キャンプから始まるプロ野球に似ている。

私が好きな日本酒も米なしには語れないし、そもそも日本人の物の考え方が、稲作から
来ているというのは、「チンギス・ハーン」という小説を読んでから確信するようになった。
コツコツとやって大を成すことにどの民族よりも美徳を感じるのも弥生の昔から
米と共に生活をしてきた日本人ならではだろう。

狩猟民族でない農耕民族だから 二十四節気など濃厚に根差した季節の細分化がある。  
各地にある郷土料理や和菓子などもそんな季節がささやいて、人々のインスピレーションを
呼び覚ました産物ではないか、最近私はそう考えるようになった。

奈良県にはまだまだ日が当たってないが自慢できるものがあるはず、
照一隅( 片隅の目立たないところにある名品にスポットをあてる) の意識を持ち続け
ひとつでも多く発見と感動を味わいたい。
そんな気にさせてくれるのもこの季節のうつろいあってこそだ。
(寅)

葛城上空、朝早くのヒコーキ雲。 今夜は満月ぜよ! 10/23

2010年10月23日 14時00分09秒 | 風の噂の「お天気たち」
( 早朝の奈良・葛城上空  「ヒコーキ雲」) 2010/10/23  am6:19撮影


■2010/10/23(土)

関空(関西国際空港)から飛び立って東に向かう飛行機が、
日によって葛城上空にきれいなヒコーキ雲を描く。

今朝も割れた空をまるでファスナーでも閉じるように
これから明けようとする空の東へ東へと一直線を描いた。

奈良県葛城山麓一帯、
稲刈りは終わり、柿の実はみのり、葉は色づいてきた。

さぁ、今夜は東の空から綺麗な満月 連れてこい!
(寅)


百人百様の「とん平焼き」なれど、ここのはイケる『青空食堂』-② 10/22

2010年10月23日 13時40分20秒 | 向こう見ずな「食べ物」?
(とん平焼き 大阪・阿倍野「青空食堂」) 2010/10/22 撮影


■2010/10/22(金)  月夜

まるで屋台のような雰囲気さえ漂う『青空食堂』
ビールのアテはまず「ぴり辛ソーセージ」 これは胡椒効きすぎ~
そして次は好物「とん平焼き」

ほんとに黄色い食べ物が好きやな~
「オムレツ・だし巻き・たまご焼き・とん平焼き・卵麺・さつまいも・栗・
カスタードクリーム・シュークリーム・萩の月・・・」

自分でもあきれるくらい。

とん平焼きは、機会があるごとに私がよく注文するメニュー。
店によって或いは作る人によって姿も味も百人百様なれど 
ここのとん平焼きは、美味い!

電磁調理器の上の鉄板で、焼き上がりまでを横からまぢかに
見ることができる。 つまり味には臨場感が加わっているわけだ。
そして立ちで食べる というのも美味しく感じさせてるのかもしれない。

一応ギリギリ「青空食堂」の立ちで、ほんのりパラダイスの金曜夜であった。
次こそ、時間厳守でキレイに行こう!
(寅)

今夜は、予定変更で 立ち呑み「青空食堂」-①  10/22

2010年10月23日 12時20分50秒 | みんな~愛『酒』てるかい
( カウンター  阿倍野「青空食堂」) 2010/10/23  20:25撮影


■2010/10/22(金)  曇

「罰金もんや!」 

就業後通院の後、JR天王寺駅改札口前で19:30に待ち合わせしていた
印刷会社のI君がいつまで待っても来ない。 どうしたんだろ?
結局彼が姿を現したのが40分遅れの20:10

「す、すんません。 出ようと思ったらパソコンデータがとんでしまって・・・」
「ほんとか~?  その言い訳」

実は彼がどうしても 大阪で広島・西条の酒「亀齢」を飲みたいというものだから
西条の酒祭りの際、大阪で「亀齢」が唯一飲める1箇所を聞き出して、天満の場所を
調べ、準備万端と思っていのに・・・  そのお店は21時に閉まるから この時間から
向かうのでは飲む時間なく、今夜の「亀齢」は断念せざるをえなかった。

ということで、予定変更。 
「仕方ない、今さら天満に出ても店はすぐ閉まるし、この辺で。青空食堂にでもするか・・・」
「あおぞら???ですか・・  もう夜ですけど・・・」 
「ハ~??  自分相変わらずやな~」

天王寺駅から南へ歩くこと10分ばかり
そこはわずか1坪の広さもない立ち呑み処「青空食堂」
既に女性同士2人とカップル1組が楽しそうに飲んでいた。

ここのマスターは若くて会話が軽快だ。
日本酒は置いてない、少しエスニックな「立ち呑みバー」というのが正しいかも。

さく呑みする時にはおすすめの店だ。
 「とりあえず、えびすビール!! 2つね」(写真)
「キレイ」に行きたかったけどな~、思い通り綺麗にいかないのが現実みたいだ。
 それはそれでまた再チャレンジしよう。」

頭上には、明日の夜満月となる まんまる~い月がポッカリと浮かんでいた。
「ここは夜でも 青空食堂なんよ! 」
(寅)