(終焉を迎えた田園風景 奈良県葛城・寺口地区) 2010/10/23 15:45撮影
■2010/10/23(土) 曇・薄晴
白い煙が葛城山からゆるやかに吹き降ろす風に流れて斜め斜めへと上がっていく。
この狼煙(ノロシ)が上がったら今年の田んぼも終わりということだ。
確か去年のブログでもこの種の写真を掲載した。
狼煙と勝手に書いたが、諸々の雑草や枯葉、干し草の類を燃やして、今年の田んぼ廻りの
後片付けみたいなものだろう。
わが菜園から写真を撮ろうとカメラのファインダーを除いてみると 稲刈り後の田んぼに
カラスたちがいることに気づいた。 しっかりわが屋敷の柿の実を食べた憎っき奴らだ。
今年のコメは、豊作の部類だけど1等米比率が低いと聞いた。
この夏~秋の炎暑の影響に違いない。 通常味に大差無いらしいが、やはり残念な結果だ。
どちらにしろ今年は、終わり。 また来年に苗床を作って田植えから始まる。
1シーズン、1シーズンが勝負、自主トレ・キャンプから始まるプロ野球に似ている。
私が好きな日本酒も米なしには語れないし、そもそも日本人の物の考え方が、稲作から
来ているというのは、「チンギス・ハーン」という小説を読んでから確信するようになった。
コツコツとやって大を成すことにどの民族よりも美徳を感じるのも弥生の昔から
米と共に生活をしてきた日本人ならではだろう。
狩猟民族でない農耕民族だから 二十四節気など濃厚に根差した季節の細分化がある。
各地にある郷土料理や和菓子などもそんな季節がささやいて、人々のインスピレーションを
呼び覚ました産物ではないか、最近私はそう考えるようになった。
奈良県にはまだまだ日が当たってないが自慢できるものがあるはず、
照一隅( 片隅の目立たないところにある名品にスポットをあてる) の意識を持ち続け
ひとつでも多く発見と感動を味わいたい。
そんな気にさせてくれるのもこの季節のうつろいあってこそだ。
(寅)
■2010/10/23(土) 曇・薄晴
白い煙が葛城山からゆるやかに吹き降ろす風に流れて斜め斜めへと上がっていく。
この狼煙(ノロシ)が上がったら今年の田んぼも終わりということだ。
確か去年のブログでもこの種の写真を掲載した。
狼煙と勝手に書いたが、諸々の雑草や枯葉、干し草の類を燃やして、今年の田んぼ廻りの
後片付けみたいなものだろう。
わが菜園から写真を撮ろうとカメラのファインダーを除いてみると 稲刈り後の田んぼに
カラスたちがいることに気づいた。 しっかりわが屋敷の柿の実を食べた憎っき奴らだ。
今年のコメは、豊作の部類だけど1等米比率が低いと聞いた。
この夏~秋の炎暑の影響に違いない。 通常味に大差無いらしいが、やはり残念な結果だ。
どちらにしろ今年は、終わり。 また来年に苗床を作って田植えから始まる。
1シーズン、1シーズンが勝負、自主トレ・キャンプから始まるプロ野球に似ている。
私が好きな日本酒も米なしには語れないし、そもそも日本人の物の考え方が、稲作から
来ているというのは、「チンギス・ハーン」という小説を読んでから確信するようになった。
コツコツとやって大を成すことにどの民族よりも美徳を感じるのも弥生の昔から
米と共に生活をしてきた日本人ならではだろう。
狩猟民族でない農耕民族だから 二十四節気など濃厚に根差した季節の細分化がある。
各地にある郷土料理や和菓子などもそんな季節がささやいて、人々のインスピレーションを
呼び覚ました産物ではないか、最近私はそう考えるようになった。
奈良県にはまだまだ日が当たってないが自慢できるものがあるはず、
照一隅( 片隅の目立たないところにある名品にスポットをあてる) の意識を持ち続け
ひとつでも多く発見と感動を味わいたい。
そんな気にさせてくれるのもこの季節のうつろいあってこそだ。
(寅)