夫婦ゑびすについては過去に何度か記載している。
『天社宮の夫婦像 HP』
まず筆者が興味があるのは初代国司の道君首名公なので
そこから話を展開したい。
筑後と肥後を兼任した初代国司の道君首名公が
夫婦で祀られているのには特別な訳があったのだろうと思われる。
上記HPに記載している田主丸町門ノ上の道君首名公夫婦像石碑も夫婦像であるが
道君首名公を祭祀する天社宮の神像も夫婦像となっている。
首名公の没後に夫人は出家して宝円と名乗り
田主丸門ノ上に一宇を建てて首名公の菩提を弔ったという伝承が示す通り
夫婦の契りは固かったのであろうがそれだけで夫婦で祀られるのかは疑問がある。
さて道君首名公の夫婦像に重なるのが『夫婦ゑびす祭祀』である。
筑後市羽犬塚の六所宮の夫婦ゑびす石像や高良大社の市恵比須夫婦石像
櫛田神社の夫婦恵比須などが知られている。
ゑびすの内ヒルコや少彦名神の夫婦ゑびすというのは考えづらいので
あとは事代主命ということになるが、夫婦祭祀の話は聞かない。
強いていえば、三嶋の神の后の伊古奈比命とかであろうか?
あるいは美保神社の祭神は
事代主命と大国主神の后の三穂津姫命となっているのだが
事代主命と三穂津姫命の間柄は義母の関係で血のつながりが無い事から
古い時代より関係が怪しまれている......
この件については見解を『道君首名公と道祖神信仰 No125』に記載しているので
話の重複は避けるが、
少彦名神社で夫婦神像があるところをかねてより探していた。
十年探して見つける事が出来ていなかったが
偶然に熊本市東区小山1丁目にある佐岐神社の由緒で
夫婦神像が祭られていることを知った。
参拝した結果間違いなく
道君首名公に由来する少彦名神社であり
夫婦神像は道君首名公の夫婦像であると感じられた。
佐岐神社地図
『天社宮の夫婦像 HP』
まず筆者が興味があるのは初代国司の道君首名公なので
そこから話を展開したい。
筑後と肥後を兼任した初代国司の道君首名公が
夫婦で祀られているのには特別な訳があったのだろうと思われる。
上記HPに記載している田主丸町門ノ上の道君首名公夫婦像石碑も夫婦像であるが
道君首名公を祭祀する天社宮の神像も夫婦像となっている。
首名公の没後に夫人は出家して宝円と名乗り
田主丸門ノ上に一宇を建てて首名公の菩提を弔ったという伝承が示す通り
夫婦の契りは固かったのであろうがそれだけで夫婦で祀られるのかは疑問がある。
さて道君首名公の夫婦像に重なるのが『夫婦ゑびす祭祀』である。
筑後市羽犬塚の六所宮の夫婦ゑびす石像や高良大社の市恵比須夫婦石像
櫛田神社の夫婦恵比須などが知られている。
ゑびすの内ヒルコや少彦名神の夫婦ゑびすというのは考えづらいので
あとは事代主命ということになるが、夫婦祭祀の話は聞かない。
強いていえば、三嶋の神の后の伊古奈比命とかであろうか?
あるいは美保神社の祭神は
事代主命と大国主神の后の三穂津姫命となっているのだが
事代主命と三穂津姫命の間柄は義母の関係で血のつながりが無い事から
古い時代より関係が怪しまれている......
この件については見解を『道君首名公と道祖神信仰 No125』に記載しているので
話の重複は避けるが、
少彦名神社で夫婦神像があるところをかねてより探していた。
十年探して見つける事が出来ていなかったが
偶然に熊本市東区小山1丁目にある佐岐神社の由緒で
夫婦神像が祭られていることを知った。
参拝した結果間違いなく
道君首名公に由来する少彦名神社であり
夫婦神像は道君首名公の夫婦像であると感じられた。
佐岐神社地図
三穂津姫命と夫婦で祀っていますので
三穂津彦大神を、後から大国主命と同一視した可能性はあると思います。
http://www.genbu.net/data/tanba/izumo_title.htm?print=on
一方、ホツマツタエでミホツヒメはクシヒコの妻とされます。
そのクシヒコは薬草園を持っていたとされていたりするので
個人的には、このクシヒコという存在が少彦名神を含めて
複数の神との混同があるのではないか?と考えています。
http://gejirin.com/src/Ku/kusihiko.html
大国主の別名が三穂津彦大神ということですか。
ということは京都の出雲大神宮で三穂津彦大神と三穂津姫命を先ず祀っていて
そこで後日に大国主命を祭るようになってから
大国主命が三穂津彦大神に付会したということですね。
ただもとの美保神社での祭神は事代主と三穂津姫のままだったということでしょうか。
なるほどと思います。
ただ○○彦○○姫というとき
そこに深い意味がなく
以下の神名が示すとおり
その地域の夫婦神としての祭祀の可能性もあるので
難しいところでもあります。
伊勢津彦 伊勢津姫
阿蘇津彦 阿蘇津姫
宇沙都彦 宇沙都彦
八衢比古 八衢比売
笠津彦 笠津姫
鐸比古 鐸比売
宇志比古 宇志比売
石按比古 石按比売
伊豫豆比古 伊豫豆比売
ただ私が記載したいのは
えびすを事代主命としたときに
その夫婦神が三穂津姫たりえるかということです。
その点についてはいかが判断でしょうか?
あと少彦名神も三穂津姫も
高皇産靈神の子神ですからねえ。
やはり少彦名神の神霊を降臨させる
巫である事代主命の后が三穂津姫とすると
丸く収まります。