今年も関東地方の梅雨入りと共に、紫陽花が咲き始めました。この紫陽花は15年ほど前、鹿島神宮構内で枯れかかった株から持ち帰った一枝を挿し木したものです。以来毎年きれいな花を咲かせてくれます。今年はあまり花が咲くませんでしたが、7月までに剪定して伸びた枝に花が着くそうです。
紫陽花の花言葉は「移り気」です。昨日は囲碁クラブの日でした。高齢者の多い我が囲碁クラブでは、技量を上げるよりは、楽しむことを信条としています。「マッタ」もあまりうるさく咎めません。私が指導役を務め問題手を指摘したりしますので、下手の相手は「移り気」を連発し、手筋にまんまとはまっても、「やられた!」とか「やった」とかの明るい叫び声が飛び交い、他の囲碁クラブにはない和やかな雰囲気に満ちています。
「移り気」とは「迷い」です。高齢になると食堂でのメニュー選びも、健康に照らし合わせ迷います。外食ではどうしても、食べ過ぎではないか、脂っこくないか、塩分が多くはないか、と迷いに悩まされます。3年前に脳梗塞で倒れ、右椎間動脈閉そく、左椎間動脈狭窄と重症となり、主治医から風前の灯と警告されていますので、普段の食事には特に健康に留意しているのです。アロエ、黒豆入りきな粉、魚肉ソーセージ、生玉ねぎ、リンゴ酢漬けレーズン、カスピ海ヨーグルトなど、健康に良いと言われる食品を毎日口にしています。
隣家が引っ越すので、その跡地を買わないかと意向打診がありました。「隣の土地は借金しても買え」と言いますが、生い先何年もない今さら、不動産を増やしても仕方ないと思うのです。しかし妻が隣に土地を持っていれば、子供が住宅を建てて住んでくれるかもしれないと期待します。子供たちの定年までまだ10年以上ありますので、迷うところです。私の死後当然、遺産相続問題が起きますが、動産を残しておいた方が問題は少ないのではないでしょうか。生きている時も、死んだ後にも迷いは地獄の果てまでも付きまといます。
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