アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

カモミール

2013年06月03日 | うちの庭では

 昨年のこぼれ種から生育したカモミールが開花しました。この花を収穫し乾燥してハーブティーに利用します。カモミールにはローズマリーとともにアレルギー症状を緩和する効能があり、昨年あたりからひどくなりだしたイネ科の花粉症緩和に期待しているのです。

 カモミールの花言葉は「苦難に耐える」です。世の中には苦難に耐えている人達が大勢います。福島原発事故で故郷を追われ避難者生活をしている人達、北朝鮮に拉致された被害者と家族、中近東には戦乱から逃れた難民達、など枚挙に暇がありません。これらは人為的にもたらされる苦難です。人々を人為的苦難に貶める原因は、権力者が自身の自己満足を満たすために他者の自由を奪うことにあると思われます。邪魔者を排除する、人々の富を搾取するなどの人災に遭遇し、苦難の道を歩む羽目に陥ったのです。

 「苦難」の多いご時世では、「絆」が重視されます。苦難に遭遇人達が助け合う心が「苦難に絶える」最も頼りになる手段と言えるでしょう。2011の今年の漢字に選ばれた「絆」です。しかし一方で、福島原発事故の原因は、政権と企業との「絆」の産物でもあるのです。研究者が津波の危険性を何度も警告しているのに、政府・東電はコスト高を理由に無視し続け、対策を怠ったのです。断層だらけの日本に世界第3位となる54基もの原発を建設したのも政府・原発企業の癒着の賜物だったのです。「苦難に耐える」にも「絆」、国民に苦難を強いるのも別の意味の「絆」、「絆」と「絆」のせめぎあいがこの世の実相と言えそうです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« スカシユリ | トップ | ヒペリカム »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

うちの庭では」カテゴリの最新記事