アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ヨメナ

2017年10月12日 | うちの庭では

いよいよ秋、菊の季節の先駆けとして野菊のヨメナが花盛りとなりました。今年は草丈を低く剪定しているのですが、いつもより花数が多くなりました。インターネットで検索してみると、「ヨメナは本州(中部地方以西)〜九州の山野の湿ったところや道ばたにふつうに生える」となっており、関東は北限地なのかもしれません。気候変動の影響で、生育環境が改善したのでしょうか。

ヨメナの花言葉は「従順」です。諺に「尾を振る犬は叩かれず」とあります。犬が尾を振るのは「従順」を表しているのであり、昔身分の高い殿様に行った平身低頭をしているようなものです。飼い主に恭順の意を表さないと、叩かれたり餌をくれなかったり、酷い仕打ちを受けるのを避けるためです。このように「従順」には上下関係が付きまとうのです。上に立つ者が有する権力、利権、財力のおこぼれに与りたくてへつらうのが「従順」の姿です。

米朝関係がこじれています。お山の大将のトランプが圧倒的武力・経済力を誇示し、金正恩に「従順」を押し付けようとしたのですが、思惑が外れ拒否されてしまったのです。侮った北朝鮮が、「一寸の虫にも五分の魂」を主張したのです。米中が北朝鮮問題行き詰まりの責任を押し付け合っている裏で、その隙を突いてロシアが核兵器・ロケット技術を供与し、漁夫の利を満喫しているようです。恐らく、北朝鮮の「従順」は今後ロシアに向かうことになるでしょう。太平洋戦争終戦のどさくさまぎれに北方領土を奪ったロシアは、今度は北朝鮮を傘下に収めることになるのではないでしょうか。なかなか賢いではありませんか。

宗教は万能の「神」と言う架空の権力者を作り、民衆を「従順」にさせるために考案されたと言われています。仏典・聖書・コーランなどが時間をかけ、理論武装して作られました。しかしそれらは完ぺきではなく、時代と共に経典の解釈が変遷し、多くの宗派に細分されてゆきました。やがてお互いに溶け合うことのない「従順」と「従順」が深刻な紛争に巻き込まれます。一般イスラム教徒からも異端視されるISも、内部的には「従順」で固く結ばれているようです。まるで伝染病に罹るように、若者たちが簡単に「従順」に染まってゆくのです。

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