アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

松葉菊の咲き初め

2007年03月23日 | うちの庭では
2005年3月、私は妻とエジプトへのツアーに参加しました。その最終宿泊地、アレキサンドリアで昼食を摂ったレストランの花壇で拾ってきた松葉菊が咲き初めました。径3.5㌢の小さな黄花です。当時この小さな花が咲き群れている様が天の川のように見えましたので、私は「アレキサンドリアの星」と命名して大切に育てています。
花言葉は「怠け者」でマツバギクには不本意な命名ではないでしょうか。開発途上国に長期派遣されていた頃、大勢の日本の技術協力専門家のお世話をさせて頂きました。当然のことながら皆さん、「我輩の高度の技術を以ってすれば途上国の問題など何するものぞ」と自信満々で乗り込んでこられます。ところがなかなか思うようにいかないのです。挙句の果てに「開発途上国の輩は怠け者だから成功しないのだ」と憤懣やるかたない面持ちで帰国なさる方がよく見られました。
私の専門分野、農業土木学は現地学とも言われ、現地の条件に柔軟に応じて問題解決を図る必要があります。いくら日本では優秀な技術でも、条件が全く異なる開発途上国では威力を十分発揮できないことはよくあるのです。それを現地人は怠け者だからと片付けるのは、自らの未熟を曝すけ出しているようなものなのです。
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