アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

スイセン

2019年12月23日 | うちの庭では

夏の間ヒャクニチソウが植わっていた場所に日本水仙が、芳香を放ちながら咲き始めました。スイセンは冬に花が咲き、初夏には枯れてしまいますので、その跡に一年草を植えれば、土地を立体的に使えます。狭い庭を賑やかに使うには、便利な球根植物です。花言葉は「エゴイズム」です。

「エゴイズム」とは、自分さえよければよいという考え方です。トランプ米大統領の「アメリカ ファースト」がまさにこれです。しかし、自分の利益ばかりを追求して、アメリカは多くのものを失っているように思います。何よりも、国際的信用を失いました。中東から手を引き、ISやタリバンを復活させてしまいました。また、極東運営に無関心を表明した隙をついて、中国や朝鮮の軍備を強化させ、韓国までもGSOMIA破棄を言いだし、アメリカをあわてさせています。エゴイズムのごり押しは、複雑な国際社会での孤立を招き、これまで営々と築いてきた栄光と貢献を水疱と化するだけと思えてなりません。

幼い子供は大体「エゴイズム」です。成長するに従って、「エゴイズム」だけでは相手ともいさかいが絶えず、巡り巡って自分に不具合に戻ってくることを知るのです。次第に妥協心が発展し、相手に対する思い遣りの精神へと成長してゆきます。児童虐待や家族に対するDV、部下に対するパワハラ、異邦人に対する差別などは、「エゴイズム」を卒業できない大人の仕業では無いでしょうか。

「エゴイズム」から卒業できない大人が生まれるのは、家庭の躾や学校教育に欠陥があるからと思います。今のご時世は、試験成績の良いことが重視されすぎ、人間教育がお座なりになっているのような気がします。子供達は、一方的に提供される電子ゲームの画面に機械的に反応し、ロボットのような人間が続々と「生産」されています。生活はどんどん便利になり、ボタンやスウィッチを押すことも不要となり、しゃべるだけで自動車は行き先まで走り、家電は稼働し、介護もしてくれるようになるのでしょう。何でもロボット任せで、人との付き合いは不要となりるので、「エゴイズム」のやり放題となるでしょう。エゴ人間は、ひたすら電子ゲームにふっていられます。未来の人間は、自分は何のために生まれてきたのか、悩むことになるのではないでしょうか。

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