アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

ヤブカンゾウ

2011年07月07日 | うちの庭では
 庭のヤブカンゾウが開花しました。花弁が重なり豪華で、色彩は燃えるように情熱的で、栽培種と見まごうばかりです。春には若芽を茹でて味噌和えにして賞味しましたが、歯ごたえがよく味に癖のないおいしい野草です。採取した若芽の後は、地下に残っていた生長点が再び伸び、生育には何の支障もありませんでした。見て良し、食べてよし、山野草の優等生といったところです。
 ヤブカンゾウの花言葉は「悲しみを忘れないで」です。最近の「悲しみ」では、福島第一原発で住まいを追われ、不自由な避難所生活を強いられている住民の「悲しみ」です。土浦を通り越して、千葉県柏市で国際基準の年間許容線量の2倍以上に相当する放射能が測定されているそうです。放射能汚染は益々深刻度を深めています。さすがに政府も柏市まで避難地域に指定することもできず、「日常生活上安全なレベル」とお茶を濁し、国民を見殺しにすつもりなのではないでしょうか。自己原発の周辺の避難民は、恐らく生きているうちに帰宅は絶望的と思われますが、政府は「一刻も早く帰宅できる」よう努力するそうです。
 この「悲しみを忘れないで」、政府には脱原発を強力に推進して欲しいものです。管首相は一旦自然エネルギー法案に熱意を示したのですが、昨日突如としてEUの原発安全性を評価するストレステストを全原発に適用し安全性を評価するよう指示したそうです。財界からでも、原発無しには日本のエネルギーは確保できない、とでもねじ込まれ心変わりしたようです。ストレステストを免罪符に原発再運転を果たそうとする下心が明らかです。財界の経済優先は聞こえても、国民の「悲しみを忘れないで」との切実な叫びは聞こえないのようです。
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