アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

センダングサ

2009年11月19日 | 茎崎菜園
 面積60坪の我が家の家庭菜園は、私一人の日曜園芸では広すぎて除草など手入れが行き届きません。センダングサなどが棘をつけた種子をボール状につけて、側を通るズボンに取り付いてやろうと待ち構えています。センダングサはアメリカ大陸から江戸時代に持ち込まれたと言われています。沖縄ではこの若芽を野菜代わりに市場でも売られていました。
 センダングサの花言葉は「忍耐」です。逆境に耐えて生き残るのが「忍耐」です。我が家の菜園の野菜たちは雑草の中で育つ「忍耐」のつわもの達です。購入してきた種子や苗は雑草の中ではまともに育ちません。辛うじて生き残った野菜が花を咲かせて実らせた大量の種子は地にこぼれ、やがて発芽します。大半は病害虫や雑草にやられてしまいますが、少なからぬ苗が立派に育って収穫に至るのです。大量の種からは、その環境に適合した個体が現れるのです。こうして菜園には大根、人参、ロケットサラダ、コリアンダーなどが自生するようになりました。
 地方の伝統野菜なども、こうして自家採種しながら、その地方の病害虫・気候・土壌環境などに適合した形質が形成されたものなのでしょう。自家採種種子は正に我が家の宝とも言えるものなのかもしれません。
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