アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

上富良野・深山峠

2007年05月31日 | みどりの風景
バスガイドさんのお話です。
1965年、当時43歳の前田真三は17年間勤めた総合商社を退職し、1年分の給与に相当する価格のドイツ製の高級カメラを購入します。そして鹿児島から北海道まで3万キロの日本列島縦断撮影旅行に出るのです。終着の北海道で見つけたのが富良野・美瑛の日本離れした美しい風景でした。
この地域では香料の原料となるラベンダーの栽培が盛んでしたが、工業的に製造される人工香料に押され農民にとっては厳しい状況にありました。ところが前田真三の撮影した風景写真は全国に富良野・美瑛の美しさを知らしめると共に、地元の人達にもふるさとの素晴らしさを認識させることになりました。以来、農民は斜面をトラクターで耕す危険な作業も厭わずラベンダー栽培に励み、景観をの保全に勤めているのです。
写真は上富良野・深山峠から十勝岳を望みました。来月には畑のラベンダーが咲き、ロマンチックな風景が展開されることでしょう。前田真三が見つけてくれたこの絶景がいつまでも保たれることを願います。
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1 コメント

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そうでしたか (かの)
2007-06-01 18:00:14
すばらしいお話ありがとうございました!
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