アイ・ラブ みどり

逆境にもめげず、けなげに生きるみどり達がいとおしくてなりません。

陸平貝塚のコシオガマ

2007年10月10日 | みどりの仲間達
霞ヶ浦環境科学センターの野外講座で、茨城県美浦村の陸平(おかだいら)貝塚へ植物観察に出掛けました。陸平貝塚は日本有数の規模を誇り、1879年日本人の手で最初に学術調査が行われた貝塚ですが、調査はあまり進んでいません。1998年、国史跡指定を受け、これから本格的調査が始まるところです。現在「美浦村陸平貝塚公園」として整備されており、植物相が豊かな場所です。
今日の観察会で特に印象に残ったのは初めてお目にかかったゴマノハグサ科の一年草、コシオガマの可憐な唇形花です。自らの光合成で生育できますが、根が弱く他の植物に寄生して水分や無機物養分を分けてもらう半寄生植物です。日当たりの良い法面の草叢に生育していました。葉は長さ5㌢ほどで深く羽状に裂け、花に負けずきれいです。
名前の由来は、「花が美しく、葉まで美しい」を「浜で美しい」とかけ、美しい浜で名高い「塩釜」となったのだそうです。古より皆に愛された花であることが推し量れます。他の草から養分を分けてもらいながら今に生き残ったのですから、これからも何とか生き延びてもらいたいものです。

縄文の みどりを守れ コシオガマ
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