yaaさんの宮都研究

考古学を歪曲する戦前回帰の教育思想を拒否し、日本・東アジアの最新の考古学情報・研究・遺跡を紹介。考古学の魅力を伝える。

断捨離がはやっているらしいの条

2014-04-28 11:20:57 | 歴史・考古情報《日本》-1 宮都
断捨離 ウキペデイアにはこの様にあります。

  断=入ってくる要らない物を断つ
 捨=家にずっとある要らない物を捨てる
 離=物への執着から離れる

 最近私の友人達も特に所蔵する書籍が居住空間を侵し始め、同居者からの整理を求められて仕方なく整理を進めているという。その時の整理の極意がこれだというのだが。

 確かに「捨」は以前にも野口さんの整理法で言われていたことで、彼の方法は全てのものを自分のところへ入ってきた時点で袋に入れ、棚の手前から順番に前へ前へと入れていき、古いものを先へと送るというのだ。もしそれらのものが必要になって出した時には用が済んだ後はその時点の一番前に入れるという。そして、一年経って、一度も出さなかったものは不要品としてそのまま廃棄する。

 なかなか面白いので私も暫くやってみた。結構快適で、これを続けようと思った。ところが、私の場合、一年経ってひょっとして必要になるかもしれないという恐怖感から抜け出すことができなかった。結局、元の木阿弥。

 唯一、年代順というのは踏襲し、全ての研究会・会議資料を封筒やクリアファイルに入れ・挟み年代順に棚に収めるが、廃棄はせずに棚を維持することにした。


 
 年代順にやっと片付き始めた私自身の原稿や研究会の発表資料。右上端が1970年代。以下左→下へ2014年に近づく。授業の資料は全部棄ててきた。もっともこちらの方は多くがパソコンにデータとしては残っている。



 一方、もう一つの膨大な資料である研究者の著作や論文のコピー・頂いた抜き刷りは著者・筆者のアイウエオ順に全てを並べている。というか、この数ヶ月でようやくその姿にほぼ近づきつつあるというのが実情である。その過程で、かつて集めた資料のコピーや残しておいた原稿の下書き、校正、メモ、事務的書類は紙のゴミとして段ボール箱に詰め廃棄することにした。先日回収にdすと段ボールばこ20箱近くになった。これで部屋のスペースが少しだけ空くようになった。

 
 膨大な論文の抜き刷りやコピーである。これもアイウエオ順に並んでいるが入り切らなくなりつつある。写真はア行からタ行までの本棚。この真裏にナ行以降が同じだけある。
 予定では先日買った大型スキャナーで順番にスキャンし、これらは箱詰めしてお蔵入りなのだが、全く進んでいない。

 
 
 整理を待っている抜き刷り類がまだこの倍くらいある。スキャンできれば研究者仲間に差し上げるつもりなのだが・・。果たして命ある内に終わるかどうか??(笑)

 「断捨離」の精神からすると、やっと「捨」が少し進んだことになる。一方、書籍の中でそれなりの数ある発掘調査報告書であるが、これは、棄てるわけにはいかないので、大学を離れてもう使うことはない弥生時代以前のものは教え子に寄贈することにした。中には思い切って買ったものもあるのだが、どうせ、私が死ねば二束三文。付ける人が持つことの方が有意義だろう。だからこれは純粋な「捨」ではなさそうだが、これで少しは本棚に隙間ができた。とは言っても6世紀以降の情報のある『報告書』は棄てきれず、もう少し手元に置くことにしてしまった。

 さて、「離」である。

 これには余り執着はないはずなのだが、学生時代に読んだ小説の文庫本や思想書は結局棄てられずに残している。最近は芥川賞と直木賞の作家の小説ぐらいしか文学書は買わないから友人達に比べてこの手の書籍は全然増えていないのだが、棄てる勇気は出てこない。「孫が読むかもしれない」などと甘い期待をしているが、わら半紙のように変色した文庫本など孫が読むとは到底思えない。きっと棺桶に数冊入れて後は「廃品回収」だろう。

 その他にも子供の頃の写真や収集品があちこちに残っている。「離」は結構難しい!!

 さらに「断」である。  
 
 これはそれなりに実行している。
 とにかく身につけるものはもういらない!!上着や肌着は後30年生きても傷まないくらいある。とは言っても、先日の祝賀会では様々な「物」を頂いた。特に困ってしまったのが「日本酒」である。記念に頂いた、それはそれは美味しそうな日本酒である。だから、先日久しぶりに冷酒にして呑んでみた。美味かった!!でも、これを毎日呑んで晩酌が欠かせなくなると身体にも、経済にもよくなかろう!とあっさり呑まなくなった。

 とにかく何もいらないのである。もしどうしてもやろう!!という方にお願いするのは、コーヒーくらいかもしれない。とは言ってもコーヒーも長くは持たない。やはり、何もいらない!!

 今、私が一番欲しい物は、朝・晩の白い熱々ご飯と大根下ろし(+鰹節)、時々の甘塩鮭、昼の熱々のおうどんである。365日これで十分である。後は合間に飲むコーヒーでパーフェクト。

 だから「断」は比較的できているように思う。

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