7月17日紀伊国屋サザンシアターで、井上ひさし作「イヌの仇討」をみた(演出:東憲司)。
大石内蔵助以下赤穂の家来衆が吉良上野介を討つべく吉良邸に討ち入ったという例の忠臣蔵の話を、吉良邸内部から見たらどうなるか。
作者は想像力を駆使し、重層的でスリリングな芝居を作り上げた。
「初演以来29年ぶりの再演」ということは、あまり面白くないということか、と期待せずに行ったが、予想はいい意味で裏切られた。
上野介は家来たちに案内されて炭焼き小屋に避難して来る。主君をお守りする侍3名の他に、愛妾お吟、女中頭?お三、それに狆のような
子犬(何でもこれは将軍様から賜ったお犬様だという)、そしてこのお犬様の付き添いの侍女2名も一緒だ。
外からは赤穂の浪士たちのたてる斬り合いの音や叫び声が聞こえてくる。その部屋に、たまたま忍び込んでいた盗人がいたり、とてんやわんやの中、
上野介は松の廊下での事件を振り返り、あれは結局何だったのか、と自問自答する・・・。
演出がいい。
お三役の三田和代が素晴らしい。彼女は今まで何度も見たが、今回一番唸らされた。その存在感と緩急わきまえた演技は、他の女優には
到底真似できまい。
お吟役の彩吹真央はたぶん初めて見たが、声もよくセリフ回しもよく好演。
盗人役の木村靖司もうまい。
吉良上野介役の大谷亮介は、もちろん期待にたがわず好演。
吉良が炭焼き小屋に隠れていたことは大河ドラマで何度も見たので知っていたが、いつも彼は一人で隠れていた。お犬様と一緒に、しかも
何人もの家来や召使たちと一緒に潜んでいたとは知らなかった。あれが史実なのだろうか。
大石内蔵助以下赤穂の家来衆が吉良上野介を討つべく吉良邸に討ち入ったという例の忠臣蔵の話を、吉良邸内部から見たらどうなるか。
作者は想像力を駆使し、重層的でスリリングな芝居を作り上げた。
「初演以来29年ぶりの再演」ということは、あまり面白くないということか、と期待せずに行ったが、予想はいい意味で裏切られた。
上野介は家来たちに案内されて炭焼き小屋に避難して来る。主君をお守りする侍3名の他に、愛妾お吟、女中頭?お三、それに狆のような
子犬(何でもこれは将軍様から賜ったお犬様だという)、そしてこのお犬様の付き添いの侍女2名も一緒だ。
外からは赤穂の浪士たちのたてる斬り合いの音や叫び声が聞こえてくる。その部屋に、たまたま忍び込んでいた盗人がいたり、とてんやわんやの中、
上野介は松の廊下での事件を振り返り、あれは結局何だったのか、と自問自答する・・・。
演出がいい。
お三役の三田和代が素晴らしい。彼女は今まで何度も見たが、今回一番唸らされた。その存在感と緩急わきまえた演技は、他の女優には
到底真似できまい。
お吟役の彩吹真央はたぶん初めて見たが、声もよくセリフ回しもよく好演。
盗人役の木村靖司もうまい。
吉良上野介役の大谷亮介は、もちろん期待にたがわず好演。
吉良が炭焼き小屋に隠れていたことは大河ドラマで何度も見たので知っていたが、いつも彼は一人で隠れていた。お犬様と一緒に、しかも
何人もの家来や召使たちと一緒に潜んでいたとは知らなかった。あれが史実なのだろうか。
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